化粧ノリが悪いときにしたい4つの対処法!原因と合わせてクレンジング方法も紹介!

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

普段化粧をするときに、「今日化粧ノリ悪いな…」と思うことってありますよね。
クレンジングもスキンケアしているのに、日によって化粧ノリが違う…そんな悩みを抱えている人は多いです。

化粧ノリが悪い理由はさまざまで、一つずつ改善する必要があります。
今回は、化粧ノリが悪い原因を紹介し、具体的な対策についても紹介するので、参考にしてください。

目次

化粧ノリが悪い!その原因とは?

化粧ノリが悪いと感じることが多い人は、以下の原因が関係している可能性があります。

【化粧ノリが悪いと感じる原因】

  • 肌が乾燥しているから
  • 肌の油分が過剰に分泌している
  • 化粧道具の汚れや劣化
  • 毛穴の汚れ(例:毛穴のつまり、古い角質など)
  • 適切なスキンケアをしていない
  • 正しいスキンケア用品を選んでいない

肌の状態が悪いだけではなく、クレンジングやスキンケアのやり方も関係しています。
悩みを改善したい人は、まずは原因から把握しておきましょう。

肌が乾燥しているから

乾燥肌は、化粧ノリが悪くなる原因の一つです。
乾燥肌=化粧ノリが悪いというよりは、肌が保湿されていてうるおいがあると、化粧ノリがよくなります。

また、肌が乾燥していると、化粧品が肌になじみにくくなります。
その結果、ファンデーションが粉々しくなり、肌割れの原因になるわけです。

もともと化粧ノリが悪い人は、肌質が関係しています。
部屋が乾燥していたり、紫外線によって肌にダメージを受けやすい環境にいると、日常的に乾燥が進み、肌質の悪化につながります。

ちなみに、乾燥肌は表皮や表層が乱れた状態です。
補正されていない道路のような肌に、いくらファンデーションを塗ったところで、均一に塗れないため、ボコボコします。

その場合、肌を保湿して、潤いを持たせることで化粧ノリがよくなります。
また、肌表面を補正するという意味でも、プライマーを使うのもよいでしょう。

肌の油分が過剰に分泌しているから

乾燥肌以外にも、オイリー肌の人も化粧ノリが悪くなります。
皮脂が過剰分泌すると、顔のテカリの原因にもなるので注意が必要です。

ちなみに、肌表面に皮脂がある状態でファンデーションを塗ると、うまく肌に固定されません。
とくに、オイルが入っているファンデーションの場合は、肌がベトベトします。

かといって、オイリー肌にパウダー系のファンデーションを使うと、粉が皮脂を吸収して、肌割れの原因にもなります。
朝はうまく化粧ができたと思っても、時間が過ぎると徐々に崩れてしまうので注意が必要です。

皮脂の過剰分泌は、さまざまなことが要因で引き起こされます。

【皮脂が過剰分泌する原因】

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 食生活や生活習慣の乱れ
  • 乾燥肌
  • スキンケア用品が肌に合っていない

そのほかにも原因があるため、日常的に気を付けることが大切です。

化粧道具の汚れや劣化

スキンケアをしていて、クレンジングもしていて、乾燥肌やオイリー肌の悩みがない人で、化粧ノリが悪い人もいます。
肌も保湿されていてウルツヤだとしても、化粧ノリが悪い場合は、化粧道具の汚れや劣化が関係しているかもしれません。

化粧ノリが悪いと実感することが多いのは、ファンデーションや下地を塗ったときです。
その際に使う、パウダースポンジやパフ、ブラシを一度確認しましょう。

前使った時の下地やファンデが残っていたり、パサついていたりすると、化粧ノリが悪くなります。
また、皮脂などの汚れがついている場合もあり、その場合は下地やファンデーションが、スポンジやパフにうまくつかないこともあります。

肌にのせているつもりでも、実はそこまでファンデーションがついていおらず、肌がムラのある状態になり、化粧ノリが悪くなるわけです。
そのため、使い捨てタイプのパフを使うか、ブラシやスポンジは毎日清潔に保つようにしましょう。

毛穴の汚れ(例:毛穴のつまり、古い角質など)

毛穴の汚れが原因で、化粧ノリが悪くなることがあります。
毛穴に汚れが詰まっていたり、古い角質がたまっていたりする肌は、均一ではないでこぼこした状態です。

こちらは、洗顔をした際に汚れが落ちる図です。
適切な洗顔をしていれば、肌の汚れがある程度落ちた状態なので、化粧も均一にのります。

しかし、古い角質が残っていたり、毛穴に汚れがたまっていたりすると、化粧が肌に密着しなくなります。
その状態で化粧を続けてしまうと、角層に汚れがたまり続けてしまい、くすみやシミの原因になるため注意が必要です。

そのため、化粧ノリをよくするためには、毛穴の汚れをしっかり落としたうえで、メイクすることが大切です。

適切なスキンケアをしていない

化粧ノリとスキンケアは、密接な関係にあります。
うまくスキンケアができていないと、化粧ノリが悪くなります。

クレンジングのあとに使うスキンケア用品は、以下のとおりです。

【クレンジングの後に使うスキンケア用品】

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液

これらのスキンケアを怠ると、肌のコンディションが悪くなります。
保湿や肌を整える機能を持ったクレンジングもありますが、肌の汚れや古い角質を落とすことが役割です。

例えば、空き地に新しく家を建てる場合、整地して更地にすると思います。
クレンジング後は、きれいさっぱりになった更地の状態です。

その状態でももちろん化粧はできますが、地盤がゆるゆるの状態では崩れてしまいます。
そこで、スキンケアをして、肌の地盤を固めていきます。

具体的な手順は、以下のとおりです。

【スキンケアで肌の地盤を固める手順】

  1. クレンジング後に化粧水で肌に水分を与える
    →クレンジング後は肌が乾燥しやすいためうるおいを与える
  2. 美容液や乳液でうるおいを閉じ込める
    →肌のうるおいを蒸発させないために美容液や乳液でフタをして閉じ込める

ある程度土台が完成したら、下地を塗って化粧の準備をするわけです。
スキンケアは、肌をきれいにするだけではなく、化粧ノリをよくする役割もあるため、日常的に気を付けましょう。

正しいスキンケア用品を選んでいない

スキンケア用品を選ぶ際は、自分の肌に合ったものをチョイスしましょう。
また、肌に合うものだけではなく、下地やファンデと相性がいいものを使わないと、化粧ノリが悪くなります。

もっとも、同じメーカーが出している化粧品とケア用品でそろえると安心です。

ただ、化粧品とスキンケア用品には相性が悪い組み合わせがあるため、事前に把握しておきましょう。
具体的には以下のとおりです。

【化粧品とスキンケア用品の相性が悪い組み合わせ】

  • 油分が多いスキンケア用品×パウダー系のファンデ
    →油を吸収して化粧が崩れる原因になる
  • 油分が多い化粧品×保湿力が強いスキンケア用品
    →油分と水分が分離して化粧が崩れる原因になる

そのため、化粧品やスキンケア用品を選ぶ際は、化粧ノリのことも意識して購入しましょう。

化粧ノリをよくするためにしたいこと

化粧ノリをよくしたいなら、可能な限り対策をしましょう。
具体的には、以下のとおりです。

【化粧ノリをよくするためにしたいこと】

  • クレンジングや洗顔料を見直す
  • クレンジングを徹底する
  • クレンジング後の保湿に力を入れる
  • 化粧道具を定期的に買い替える

とくに、クレンジングとスキンケアは化粧ノリに直結します。
日常的に気を付けることで、清潔な肌を保てるので、可能な範囲で対応しましょう。

クレンジングや洗顔料を見直す

化粧ノリをよくしたいなら、クレンジングに力を入れましょう。
ただ、自分に合っているクレンジングが合わないまま使ってしまうと、肌を傷つける原因になります。

現状化粧ノリが悪いなら、クレンジングや洗顔料にあるかもしれません。
そのため、自分の肌の状況に応じて、正しい洗顔料を選ぶことが大切です。

例えば普段から肌の乾燥が気になる人は、保湿が足りていない可能性があります。
そのため、化粧水や美容液、乳液でも保湿できますが、クレンジングでも保湿できる洗顔料を選びましょう。

逆にオイリー肌の人は、皮脂が過剰に分泌している状態なので、汚れを落とせるようなスクラブタイプの洗顔料か、油分が少ないケア用品がおすすめです。

化粧ノリをよくするためには、肌を清潔に保つことが大前提。
まずは、自分に合った洗顔料を選ぶところからなので、肌に合うものを見つけることが大切です。

クレンジングを徹底する

洗顔料が決まったら、クレンジングをして肌を清潔に保ちましょう。
クレンジングをする際は、毛穴の汚れや古い角質が落とせるように、正しいやり方ですることが大切です。

間違ったクレンジングをしてしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。

そのため、クレンジングをする際は、以下のことに気を付けておこないましょう。

【クレンジングをする際に意識したいこと】

  • 肌をこすらないようにやさしく丁寧に洗顔する
    →こすると肌が傷ついてしまうため
  • ぬるま湯でクレンジングする
    →冷水・熱すぎる水は肌にダメージを与えやすい
  • クレンジングをやりすぎない
    →1日2回を目安にする
     (やりすぎると肌が摩擦で傷ついてしまう可能性がある)

化粧ノリをよくするためにはスキンケアも必要ですが、その前にクレンジングで肌をきれいにしましょう。
汚れがない状態で化粧をするだけでも、肌に与えるダメージは軽減できます。

クレンジング後の保湿に力を入れる

クレンジングをしたあとは、肌を放置するのではなく、保湿をしましょう。
前述したように、洗顔をしたあとは、汚れや古い角質が落ちただけの状態です。

肌に必要な油分も落ちている状態なので、放置すると肌が乾燥します。
乾燥すると、皮脂の過剰分泌に伴い、顔のテカリや化粧ノリが悪くなるため、必ず保湿をしましょう。

クレンジングをする際は、お風呂に入るときがおすすめです。
肌が温まると毛穴が開くため、毛穴に詰まった汚れが落ちやすくなります。
保湿をする場合は、お風呂から上がって、すぐにおこないます。

美容液や化粧水、乳液などを肌に浸透させて、肌にうるおいを与えましょう。

また、クレンジングとスキンケアの間に、炭酸パックを使うことも方法の一つ。
炭酸(二酸化炭素)には、血流をよくする効果や、浸透力を向上する効果があります。

美容液や化粧水などの一通りのスキンケアの前に使用すると、美容成分が肌に浸透しやすくなります。
化粧ノリだけではなく、美肌もサポートしてくれるため、肌トラブルを改善したい人におすすめです。

化粧道具を定期的に買い替える

化粧ノリが悪くなる原因として、メイク用具の汚れや劣化が考えられます。
とくに、日常的に使うことが多いファンデ用のスポンジやパフ、ブラシなどは定期的に買い替えましょう。
ブラシに関してはぬるま湯やお湯で洗うだけでも、だいぶ違います。

スポンジやパフに関しては、できる限り新品を使いましょう。
肌に塗る際に、以前使ったファンデや下地が残っていると、うまく吸着できなくなります。
その結果、ファンデや下地を塗る際にバラツキが出てしまい、化粧が崩れる原因にもなります。

パフに関しては、大容量パックの使い捨てタイプのものがドラッグストアで販売されていることも多いです。
もったいないと思って、何度も使いまわす人がいますが、化粧ノリが悪くなる原因になります。

肌を清潔に保ち、化粧ノリがいい肌を作るためにも、常に清潔な化粧道具を使いましょう。

洗顔とスキンケアだけでは物足りない!おすすめの肌ケア用品!

肌ケアは、洗顔とスキンケアだけで完結します。
化粧ノリが悪いと思ったら、肌を清潔に保ち、保湿をするだけでもだいぶ変わります。

あとは下地を塗る前に、プライマーを吹きかけることも対策の一つ。
しかし、より肌を清潔に保ち、美肌も目指したい人は、前述した炭酸パックの使用をおすすめします。

炭酸パックは、以下のような効果が実感できます。

【炭酸パックで実感できる効果】

  • 炭酸が肌の角質層まで浸透して、めぐりをケアする
    →肌を清潔な状態に保つ!
  • 炭酸による角質層への浸透力の向上
    →角質層への浸透力が向上した肌に美容成分を取り入れることで保湿力がアップ!
  • 抗炎症作用
    →薬用成分が配合している炭酸パックならニキビ・吹き出物予防にもなる

使い方は簡単で、洗顔の後に10〜15分パックするだけ!
パックのあとはきれいに洗い流して、普段している美容液や化粧水などでスキンケアをしましょう。

さまざまな炭酸パックがありますが、おすすめはユレイル・スパークリングパックです。

高濃度の炭酸なので、めぐりのケアにつながり、角質層への浸透力も高まります。
さらに、ユレイル・スパークリングパックには抗炎症作用がある薬用成分が配合されているため、ニキビ・吹き出物予防も可能です。

炭酸によって、洗顔では落ちなかった汚れや古い角質も落とせるため、肌をフラットな状態にできます。
そこに、スキンケアをして肌をカバーすると、翌日の化粧ノリが段違いレベルで変わることに気づくでしょう。
美肌もサポートしつつ、化粧ノリをよくしたいひとにおすすめな炭酸パックです。

まとめ

化粧ノリが悪くなる一番の原因は、肌の状態が関係しています。
肌に汚れがたまっていたり、皮脂が過剰に分泌した状態だと、いくら化粧をしても下地やファンデが浮いてしまいます。

また、朝は化粧ノリがよくても、徐々に崩れて行きます。

この最悪の状況を避けるためにも、クレンジングとスキンケアを徹底しましょう。
クレンジングは、自分の肌に合った洗顔料を選ぶことが大切です。

クレンジングをした後は、肌をスキンケアでしっかり保湿しましょう。

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