「泡洗顔をするメリットはあるの?」「泡洗顔がいいと聞いたことはあるけれど、何がいいの?」そう疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
泡洗顔をおこなうことで、多くのメリットが得られます。美肌は誰もがうらやむものですが、美肌を手にいれるために泡洗顔を取り入れることをおすすめします。
この記事では、泡洗顔の4つのメリットや正しい洗顔方法について解説をします。ぜひ参考にしてください。
泡洗顔|4つのメリット
もこもこの泡で洗う泡洗顔ですが、洗い心地がよいだけでなく以下のとおり4つのメリットがあります。
- 摩擦から肌を守る
- 界面活性剤の刺激から肌を守る
- 古い角質や毛穴汚れを落とす
- 皮脂を吸い取る
それぞれについて詳しく解説していきます。
1.摩擦から肌を守る
泡洗顔の最大のメリットは「摩擦から肌を守ってくれる」ことです。
たっぷりの濃密な泡で洗顔をおこなうことで、泡が肌と手のクッションとなり洗顔時に起こる摩擦から肌を守ってくれます。
摩擦は肌にとって大敵で「くすみ」や「しわ」の原因になったり、肌のバリア機能低下につながったりする可能性があります。しかし、泡洗顔は摩擦を抑えることができるので、肌にとって優しい洗顔方法なのです。
また、泡洗顔で摩擦を少なくして洗えるということは、肌にとって必要な皮脂を保ちながら不要な皮脂や汚れのみを落とすこともできます。
2.界面活性剤の刺激から肌を守る
多くの洗顔料には、界面活性剤が配合されています。刺激が強く肌にあまりよくないというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、肌に付着している汚れを落とすためには欠かせない成分なのです。
通常の洗顔料だと、洗顔時に肌へ界面活性剤の刺激が加わってしまいます。しかし、泡洗顔の場合はきめ細かい泡で洗うため、肌への刺激が少なくすみます。
3.古い角質や毛穴汚れを落とす
泡洗顔には、古い角質や毛穴の汚れを落とす効果も期待できます。
泡洗顔の泡はとてもきめ細かいため、肌のキメの奥まで泡が入り込むことで、刺激を与えずに古い角質や毛穴汚れまでしっかりとってくれます。肌のくすみの原因は、きちんと汚れを落とせていないことも一因です。毛穴の汚れや古い角質を毎日ケアすることで、お肌が明るく見えます。
4.皮脂を吸い取る
泡洗顔の泡は、通常の洗顔料に比べてきめが細かいため、肌にとって不要な皮脂を吸い取って洗い流す効果が期待できます。
きめ細かく、ツノが立つほどに泡立てた泡には、泡自身に皮脂を吸い取るはたらきがあります。そのため泡洗顔をおこなうことで、肌に必要なうるおいを残したまま余分な皮脂汚れを肌を擦らず落とせるのです。
泡洗顔をより効果的に|泡洗顔の正しい方法とは?
より効果的に泡洗顔をするためには、正しい方法で泡洗顔をすることが大切です。正しい手順について、以下のとおり解説します。
- 手と顔をぬるま湯で洗う
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- 皮脂の多いTゾーンから洗う
- 乾燥しがちなUゾーンを洗う
- デリケートな部分を洗う
- ぬるま湯で泡を洗い流す
- 優しくおさえるように水分をとる
ポイントをおさえながらきちんと手順を守ることで、泡洗顔の効果をより感じられます。ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1.手と顔をぬるま湯で洗う
泡洗顔をおこなう前には、しっかり手を洗っておきましょう。ついつい忘れてしまいがちなのですが、泡洗顔の効果をきちんと得るためには、清潔な手で洗顔することが大切です。
また、濡れていない肌に洗顔料をあててしまうと、肌への刺激となってしまうこともあります。泡洗顔をする前には、肌を数回ぬるま湯ですすいで濡れた状態にしておきましょう。
ステップ2.洗顔料をしっかり泡立てる
泡洗顔の効果を十分に得るためには、しっかりと洗顔料を泡立てておくことがポイントです。
洗顔料の泡立ちの目安は、泡を手に乗せた状態で逆さにしても落ちないくらいです。より密度の高い泡に仕上げることで、肌への刺激を軽減して洗顔できます。
洗顔ネットを使わずに手で洗顔料を泡立てる場合は、少なめの水分を少しずつ足しながら空気を含ませるイメージで泡立てるのがポイントです。洗顔料を泡立てるのが面倒な人や苦手な人は、洗顔ネットやワンプッシュで泡が出てくるタイプの洗顔料もおすすめです。
ステップ3.皮脂の多いTゾーンから洗う
泡洗顔で効果を得るためには、洗う順番も大切です。
洗顔をおこなうさいに、まずは額や鼻など皮脂が多く分泌されるTゾーンから泡をのせていきましょう。
Tゾーンなど皮脂が多い部分は、洗顔時に汚れをしっかり落としたいので、つい擦りたくなりますよね。しかし、摩擦は肌にとって大敵です。擦るのではなく、汚れを優しく浮かすイメージで泡を動かすことで、さらに効果的に泡洗顔できます。
ステップ4.乾燥しがちなUゾーンを洗う
皮脂の分泌が多いTゾーンが洗い終わったら、次はUゾーンです。あごから頬にかけてのUゾーンは、ニキビなどの肌トラブルに悩まされやすい部分です。
濃密な泡をたっぷりとのせて、肌を優しく包み込むように洗いましょう。泡がなじんだら、円を描くように指先をくるくると動かしていきます。
ステップ5.デリケートな部分を洗う
効果的に泡洗顔をするためには、肌の中でデリケートな部分は最後に洗うようにしましょう。
目元や口元は皮膚が薄くデリケートです。泡をのせたら泡だけを動かすようにして、肌に過度な刺激を与えないように注意しましょう。
また、デリケートな部分は皮膚が薄くしわができやすいです。擦らずに優しく丁寧に洗うことでより効果が感じられます。
ステップ6.ぬるま湯で泡を洗い流す
顔全体を洗い終えたら、ぬるま湯で泡を洗い流しましょう。
泡を洗い流すさいにも、肌を擦ると刺激になってしまいます。ぬるま湯を手ですくい顔にあてるように優しく洗い流してください。
髪の毛の生え際や鼻や目のくぼみなどは、とくにすすぎ残しが多いため念入りに洗い流すようにしましょう。すすぎ残しがあると、肌トラブルの原因にもなるので、注意が必要です。
ステップ7.優しくおさえるように水分をとる
泡洗顔が終わったあとは、清潔なタオルなどで優しく顔を抑えるようにして水分をとります。
せっかく摩擦を軽減して泡洗顔をしたのに、顔の水分を拭き取るさいに肌へ摩擦を与えないようにしましょう。
泡洗顔が終わったら、うるおいを逃がさないためにもすぐに保湿ケアをおこなってください。
泡洗顔|泡の正しい作り方
効果的な泡洗顔をするためには、洗顔料の泡立て方がひじょうに大切です。洗顔料の正しい泡立て方について説明します。
- 清潔な手に、適量の洗顔料をとります。
- 手のひらを少しくぼませて少量の水を加え、反対側の手の指先を使って洗顔料と水を混ぜ合わせてください。
- 洗顔料と水が混ざったら、さらに水を加えて洗顔料を泡立てていきます。指先で空気を含ませるイメージで泡立てていきます。
- しっかりとした泡ができたら、さらに水を加えて泡立てます。
- 手のひらを下にしても落ちないくらい、弾力のある泡になったら完成です。
ポイントは、空気をたっぷりと含ませることです。また、水の量が不十分だと泡立ちにくいため、泡が少ないと感じたら水を少しずつ足していきましょう。
高密度な泡ほど、洗顔時の肌への負担が少ないです。弾力のあるきめ細かな泡を作るのが難しい人や忙しい人は、泡立てネットを使うのもおすすめです。
まとめ|泡洗顔で美肌を手に入れよう
泡洗顔の4つのメリットについて解説しました。
- 摩擦から肌を守る
- 界面活性剤の刺激から肌を守る
- 古い角質や毛穴汚れを落とす
- 皮脂を吸い取る
泡洗顔には、肌にうれしい効果がたくさんあります。通常の洗顔料にひと手間加えて、もこもこの泡で洗顔することで多くのメリットが得られます。
日々のスキンケアに泡洗顔を取り入れて、美肌を手に入れましょう。