目元のシワの原因と改善策を紹介|適切なケア用品の選び方は?

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

目元にシワがあると、それだけで老けてみられることがあります。そのため、気になったその日からケアをおこなうことが大切です。

今回は、目元のシワの原因と対策を紹介し、改善するために気を付けたいことなども紹介するので、気になる人は参考にしてください。

目次

目元のシワの原因と対策

目元のシワを改善するためには、原因を把握しておきましょう。

【目元のシワの原因と対策】

  • 肌の乾燥
  • 紫外線ダメージ
  • 肌摩擦・誤ったクレンジング
  • 眼精疲労

原因と合わせて対策も紹介するので、目元のシワの悩みを改善したい人は参考にしてください。

肌の乾燥

肌が乾燥してしまうと、目元のシワの原因になることがあります。目元周りの皮膚は、顔のほかの部分に比べると非常に薄く、皮脂腺も少ないことから、比較的乾燥しやすいです。

肌が乾燥してしまうと、肌のハリが失われるだけではなく、シワの原因になることもあります。それに、乾燥肌は、紫外線による影響や、洗顔時の摩擦の影響を受けやすく、注意が必要です。

肌の乾燥を予防したい場合は、念入りな保湿ケアをおこないましょう。

丁寧に洗顔をして余分な皮脂を洗い流して、化粧水を毛穴に浸透させます。それだけでは化粧水が蒸発するため、乳液でバリアをして、保湿をプラスしましょう。また、必要に応じてアイクリームなどを使用すると、さらにシワの改善・予防につながります。

紫外線ダメージ

紫外線が肌にあたると、コラーゲン生成を抑制したり、エラスチンを破壊したりと、シワの原因になります。とくに、UV-A(紫外線A波)が肌に当たると、角質層にまで到達することから、肌へのダメージを与えやすくなります。(UV-A:肌の深いところまで届きやすい紫外線)

そのため、目元のシワを改善したいなら、紫外線対策も徹底しましょう。

具体的な対策をあげると、以下のとおりです。

【目元のシワを予防できる具体的な紫外線対策】

  • 日焼け止めを使って予防する
    (SPF30以上・PA+++が理想)
  • 日傘や帽子などを着用する
  • 紫外線が強い日に外出する時は長袖を着用する

日常的にできる対策なので、それぞれ意識することが大切です。

肌摩擦・誤ったクレンジング

目元周りの皮膚は非常に薄く、摩擦するとシワの原因になります。目がかゆいときにこすったり、クレンジングの際にごしごしこすりながら洗ったりすると、しわができやすくなるので、注意が必要です。

クレンジングをする場合は、摩擦しないように優しく洗いましょう。

具体的な洗顔方法は、以下のとおりです。

【正しいクレンジング方法】

  1. 30~32度程度のぬるま湯で顔を濡らして毛穴を開く
  2. 少量の洗顔料を手に取って顔に広げる
  3. 指の腹で顔の中心から外側に向かって優しく洗う
  4. 目元は指の腹で円を描くように洗う

洗顔が終わったあとは、化粧水や乳液を使って保湿することが大切です。

眼精疲労

パソコンやスマートフォンの使用は、眼精疲労になる恐れがあります。眼精疲労になると、目の周りの血の巡りを悪くしてしまい、シワの原因になることも…。

また、血の巡りが悪くなると、ターンオーバーが乱れて老廃物が排出されなくなるため、肌のハリが失われ、目元にシワができてしまいます。

したがって、眼精疲労を防いでシワを予防することが大切です。具体的には、以下の予防策が挙げられます。

【眼精疲労を予防するための対策】

  • 適度な休息をとる
  • 目の周りをマッサージする
  • ブルーライトカットのサングラスや眼鏡を使用する

これらを意識することで、眼精疲労を予防し、目元のシワも予防できます。

目元のシワを改善する際のケア用品の選び方

目元のシワを改善する際、ケア用品を使うことが多いです。その際、ケア用品の選び方を把握しておくと、効率よく選べるようになります。

具体的な選び方は、以下のとおりです。

【目元のシワを改善する際のケア用品の選び方】

  • 目元保湿に特化した成分をチェックする
  • 低刺激のケア用品を使用する
  • パッチテストをおこなったうえで使用する

目元のシワを改善したい人は、参考にしてください。

目元保湿に特化した成分をチェックする

目元の皮膚は、顔の他の部分に比べて薄く、乾燥しやすいため、シワができやすいと言われています。そのため、目元のシワを改善するには、目元の保湿を徹底しましょう。

目元の保湿に効果的な成分としては、以下のようなものが挙げられます。

【目元の保湿に効果的な成分の例】

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • セラミド
  • ビタミンC

これらの成分は、肌にうるおいをプラスする効果や、肌を保護する効果があり、目元の乾燥を予防できます。

また、目元は紫外線の影響を受けやすい部分でもあるため、UVカット効果のある成分が配合されたケア用品を選ぶのもおすすめです。

低刺激のケア用品を使用する

目元の皮膚は、顔の他の部分に比べて敏感なため、刺激の強いケア用品を使用すると、かぶれや炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。

そのため、目元のシワを改善するケア用品を選ぶ際は、低刺激のものを選ぶことが大切です。

低刺激のケア用品かどうかを見分けるには、以下のポイントに注意しましょう。

【低刺激ケア用品の選び方】

  • アルコールや香料などの刺激物が配合されていないかどうか
  • 敏感肌用のケア用品かどうか

後述しますが、パッチテストをしたうえで、使用することも大切です。

パッチテストをおこなったうえで使用する

いくら低刺激のケア用品であっても、肌に合わない可能性も十分あります。したがって、初めて使用するケア用品は、パッチテストをおこなってから使用するようにしましょう。

パッチテストは、耳の後ろや内側の腕の内側などの、肌の弱い部分に少量のケア用品を塗ります。その後24時間放置して、赤みやかゆみなどの異常が現れないかを確認し、問題なければそのまま使用しましょう。

パッチテストで異常が現れなかった場合は、問題なく使用できる可能性が高いと考えられます。

目元のシワを改善するために気を付けたいこと

目元のシワを改善する際は、いくつか気を付けなければならないことがあります。それぞれ紹介すると、以下のとおりです。

【目元のシワを改善するために気を付けたいこと】

  • 目を必要以上にこすらない
  • パソコンやスマートフォンの長期使用

これらに気を付けたうえで、対策をすることが大切です。

目を必要以上にこすらない

皮膚への過度な摩擦は、目元のシワの原因になります。クレンジングに限らず、目がかゆいときにこすっても、シワの原因になるので注意しましょう。

また、目ヤニを取る際に、目をごしごしすることもNGです。目元は顔のなかでも非常に皮膚が薄い部分なので、慎重に扱う必要があります。

洗顔をする際は、優しく指の腹でなぞるように、クレンジングすることが大切です。

パソコンやスマートフォンの長時間使用

このご時世、パソコンやスマートフォンを使わずに生活することは難しいです。しかし、長時間使用すると、眼精疲労を引き起こす可能性があります。

眼精疲労になると、血の巡りが悪くなり、目元のシワの原因になる可能性があるため、注意が必要です。

目元のシワを予防したいなら、長時間の使用は控えましょう

また、以下のことも意識しましょう。

【眼精疲労を予防するためにしたいこと】

  • 睡眠をとる
  • 暗い場所で使用しないようにする
  • 近い距離で使用しないようにする

これらを意識することで、眼精疲労を予防し、目元のシワも改善できることでしょう。

まとめ

目元のシワを改善するためには、原因を把握して適切な対策をすることが大切です。適切な対策をすることで、目元のシワを予防できるだけではなく、美肌効果や血の巡りなども改善するため、日常的にしっかり気を付けたいところです。

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