朝クレンジングとは?メリット・デメリットや具体的な手順を解説!

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

朝起きて洗顔をする前にクレンジングの一手間を加えると、より清潔な肌を保てます。
本来クレンジングは、メイクを落とすためにおこないますが、起床後の肌をクレンジングすることによって、さまざまなメリットがあります。

今回は、朝クレンジングをするメリットやデメリット、具体的な手順について紹介するので参考にしてください。

目次

朝クレンジングとは?

朝クレンジングは、1日の化粧の汚れを落とすクレンジングとは異なり、起床後の肌にクレンジングをすることです。
この場合、夜にクレンジングをして化粧や肌の汚れを落としていることが前提です。

お化粧を落とさずに就寝し、朝にまとめてクレンジングすることではないので、注意しましょう。
起床後は、決して肌が清潔な状態とは言えません。

朝にクレンジングをすることで、以下のような汚れが落とせます。

【朝クレンジングで落とせる汚れ】

  • 就寝時に肌についたホコリやゴミ
  • 皮脂の汚れ
  • 前日の夜に落としきれなかったメイク汚れ

適切な頻度ややり方でクレンジングをおこなうことによって、肌をより清潔な状態に保てるのでおすすめです。

朝にクレンジングをするメリット・デメリット

朝にクレンジングをする際、メリットとデメリットがあります。

【朝にクレンジングをするメリット・デメリット】

  • メリット:皮脂や毛穴の汚れを除去できる
  • メリット:化粧ノリがよくなる
  • デメリット:保湿しないと肌が乾燥する
  • 正しくケアしないと肌トラブルにつながる場合も

クレンジングをする前に、それぞれ把握しておきましょう。

メリット:皮脂や毛穴の汚れを除去できる

起床した直後の肌の状態は、決してきれいとは言えません。
前日に念入りに洗顔をしたとしても、皮脂の汚れや、就寝中にホコリやゴミがついています。

また、念入りに洗顔をおこなわないと、前日のメイク汚れが肌に残っていることも。
いずれも洗顔で対応できますが、朝クレンジングをすることで、より肌をきれいな状態にして洗顔ができます。

朝クレンジングは、朝にたまった汚れをいったんフラットにできるため、効率よく洗顔ができます。

メリット:化粧ノリがよくなる

化粧ノリがよくなることも、朝クレンジングをするメリットです。
朝クレンジングをすることで、肌を清潔な状態に保てます。

その後に、化粧水や乳液を使って保湿すると、化粧ノリがよくなります。
肌が潤っている状態でメイクをすると、下地やファンデーションが浮きづらくなりますからね。

そのほかにも、化粧が長持ちすることもメリットと言えます。

デメリット:保湿をしないと肌が乾燥する

通常クレンジングは、化粧を落としたり、肌の油分を落としたりすることが目的です。
起床後の肌は汚れているとはいっても、前日に洗顔をしているため、そこまで汚れているわけではありません。

その肌に、クレンジングをすると、逆に油分を落としすぎてしまい肌が乾燥する可能性もあります。
そのため、クレンジングした後は必ず保湿しましょう。

あるいは、汚れが気になる部分だけクレンジングをして、肌が敏感な場所はクレンジングを控えるなどして対策するとよいです。

デメリット:正しくケアしないと肌トラブルにつながる場合も

朝クレンジングは、乾燥肌を引き起こす可能性がありますが、乾燥肌が肌トラブルを引き起こしてしまうことも…。

【乾燥肌が引き起こす肌トラブル】

  • 肌荒れ
  • ニキビ
  • オイリー肌

そのため、無理に朝クレンジングをおこなう必要はありません。

肌を清潔に保つクレンジングの手順

朝クレンジングは、より肌を清潔にするために必要です。
具体的な手順は、以下のとおりです。

【朝クレンジングの手順】

  1. 適切な量のクレンジング剤を手に取る
  2. クレンジング剤を手のひらで伸ばす
  3. 顔になじませる

肌をより清潔に保ちたい人は、参考にしてください。

1.適切な量のクレンジング剤を手に取る

朝クレンジングは、通常のクレンジングと同様の手順でおこないます。
まずは、クレンジングを適量手に出しましょう。

具体的な量に関しては、各クレンジング剤に記載があるので、そちらに従います。
使用する量を減らしたり、増やしたりすると、正しいクレンジングができません。

必ず適量とって、クレンジングすることが大切です。

2.クレンジング剤を手のひらで伸ばす

クレンジング剤を手に取ったら、手のひらで伸ばしていきます。
この際意識したいのは、クレンジング剤を温めることです。

肌になじむほどの温度だと、肌に浸透しやすくなり、汚れも落ちやすくなります。
逆に、クレンジング剤が冷えた状態だと、肌と摩擦しやすくなるため注意が必要です。

3.顔になじませる

クレンジング剤の用意ができたら、顔になじませていきましょう。
メイクをしている状態に比べると、肌が清潔な状態なので、がっつりクレンジングしなくてもよいです。

汚れが気になるTゾーンや頬、Uゾーンなどを中心にクレンジングしていきます。
この際注意したいのは、長時間クレンジングしないことです。

長時間の朝クレンジングは、肌を乾燥させる原因にもなります。

そして、クレンジング後は30~32度ほどのぬるま湯で洗い流します。
これらが、朝クレンジングの一連の流れです。

肌をより清潔に保ちたい人は、実践するとよいでしょう。

朝クレンジングで気を付けたいこと

朝クレンジングでは、一部気を付けることがあります。

【朝クレンジングで気を付けたいこと】

  • クレンジング後に洗顔をする
  • 週に1~2回を目安にクレンジングする

正しい方法で実践して、トラブルがない清潔な肌を目指しましょう。

クレンジング後に洗顔をする

朝クレンジングをしたあとは、そのままスキンケアをしてもよいですが、できれば洗顔をすることもおすすめします。
クレンジングでは落としきれなかった汚れを洗顔で落とすことによって、さらに肌を清潔な状態に保てます。

化粧ノリがよくなったり、化粧崩れを予防できたりするので効果的です。

しかし、洗いすぎには要注意。
肌に負担がかかるほか、乾燥肌になる可能性があるため、肌の状態と相談しながらおこなうことが大切です。

週に1~2回を目安にクレンジングする

朝クレンジングの頻度は、1週間に1~2回が目安です。
肌をきれいな状態にするために、毎日クレンジングしたいという人もいますが、肌トラブルの原因になることもあります。

クレンジングのやりすぎは、乾燥肌につながります。
そのため、肌がくすんできたり、肌トラブルが増えたと実感したときに、クレンジングをするとよいでしょう。

まとめ

朝クレンジングは、肌の状態を清潔に保つだけではなく、化粧ノリもよくなります。
前日に落とせなかった汚れを落とすことで、肌トラブルの予防にもつながります。

しかし、おこなう頻度ややり方によっては、肌を傷つけてしまうため注意が必要です。
正しいやり方を把握したうえで、念入りにおこなうようにしましょう。

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