手軽にできるスキンケアとして人気の顔パックは、乾燥対策として使われることが多いです。中には「顔パックに効果的な使用時間は、どれくらいなの?」と悩む人もいらっしゃるのではないでしょうか。
肌へよりうるおいを与えたいからといって、長時間顔につけたままにすることは良くないです。適切な使用時間を守らないと、十分に効果が感じられない場合もあるので注意が必要です。
本記事では、顔パックの効果的な使用時間や頻度、また長時間使用することによるデメリットも紹介します。顔パックの種類も紹介しているので、選ぶさいの参考にしてくださいね。顔パックを正しく使うことにより、理想の肌に近づくことができ毎日がもっと楽しくなりますよ。
顔パックの効果とは?
美容成分がたっぷり入ったパックを顔に密着させることで、高い保湿効果が得られます。中にはピールオフタイプといって、肌の表面に溜まった汚れを一気に取り除けるものもあります。顔パックのおもな効果やメリットは、以下のとおりです。
- 保湿成分を肌にたっぷり与えられる
- 週に1回のスペシャルケアとして使える
- 即効性があり翌日には効果を感じられる
効果を感じるまでの時間も紹介しているので、顔パックを使うタイミングの参考にしてくださいね。それでは、1つずつ詳しく紹介します。
保湿成分を肌にたっぷり与えられる
顔パックの効果1つ目は「保湿成分を肌にたっぷり与えられる」ことです。
シートタイプの顔パックは、顔全面を覆える不織布のシートに、たっぷり美容成分が含まれています。バシャバシャと使える化粧水ではない限り、シートタイプの顔パックに含まれている量の美容成分を一度に顔につけることは難しいでしょう。
シートタイプにたっぷりと含まれている美容成分は、顔全体にうるおいを与えてくれ、高い保湿力を実感できます。中には顔の上部と下部に分かれているセパレートタイプもあり、浮きやすい口元もぴったり吸着してくれます。
また、顔パックは肌への密着度が高いので、効果的に肌へ美容成分を届けられます。顔パックを選ぶ時は、密着度もチェックしてみてください。肌へピタッと密着してくれる顔パックは、高い保湿力がありますよ。
週に1回のスペシャルケアとして使える
顔パックの効果2つ目は「週に1回のスペシャルケア」として使えることです。
仕事や育児に追われて、目まぐるしい日々を過ごしていませんか?バタバタしていると毎日スキンケアに十分な時間が取れないため、週に1回のスペシャルケアがおすすめです。平日はとくに忙しくて手軽さを重視してしまいがちですが、週末にスペシャルケアを取り入れるのもおすすめです。
個包装されているものや、いつもより少し高価な顔パックは、週に1度のスペシャルケアとして人気のアイテムです。またお風呂で使える流せるパックは、ゆっくり半身浴をする時に効果的ですよ。
理想の肌を手にいれるために、週に1回のスペシャルケアとして、いつもよりワンランク上のスキンケアで肌のお手入れをしてみてはいかがでしょうか。
即効性があり翌日には効果を感じられることも
顔パックの効果3つ目は「即効性があり翌日には効果を感じられる」ことです。
顔パックの多くは即効性があり、シートをはがしてすぐに効果を感じられる人もいれば、翌日に効果を感じる人もいます。結婚式といった特別なイベント前など、大切な用事の前日に顔パックをしておくといいでしょう。
一般的に翌日には、顔パックの効果が感じられるはずです。イベントに合わせて肌質を改善したい場合は、肌のターンオーバーを考慮して最低でも1ヶ月程前から週に1度顔パックをすると、肌質の改善効果が期待できますよ。
肌の状態や目的に合わせるためにも、顔パックはデイリー使い用とスペシャルケア用の2種類を準備しておくことをおすすめします。
顔パックの効果的な使用時間
顔パックの効果的な使用時間はアイテムによって異なりますが、一般的に15分〜20分です。
顔パックの使用時間は、販売メーカーが推奨している使用時間を参考にしてください。パッケージの裏に記載された使用時間をよく確認し、記載された時間以上の使用は控えましょう。
推奨されている使用時間を越えて顔パックを使用してしまうと、乾燥したシートに肌の水分を奪われ、逆に乾燥してしまう場合があります。保湿目的で使用することの多いシートタイプは、とくにメーカーが推奨している時間をきちんと守りましょう。
ピールオフタイプは、季節や室内環境によって塗った顔パックが乾くまでの時間は変動します。しっかり乾かさないと効果を発揮できないため、しっかり乾いたことを確認してからはがしてください。
湿度が高い梅雨の時期や入浴中などは、顔パックが乾かない可能性もあるので、使用する環境やタイミングにも注意が必要です。
顔パックは基本的に、メーカーが推奨している使用時間を守りましょう。
顔パックの効果的な使用頻度
顔パックを使用する時は、販売メーカーが推奨している使用頻度を参考にしましょう。
デイリー使いとして推奨されているものもありますが、そうではない場合、使用間隔を空けて顔パックを使用してくださいね。パッケージの裏に使い方や使用頻度が記載されているので、使用前に一読しましょう。
「使用頻度は週に1〜2回がおすすめです」と書いてあった場合、週に2回以上の使用は控えましょう。スペシャルケア用の顔パックは、美容成分が多く含まれているため、肌への刺激が強いです。
使用頻度を守らず頻繁に使ってしまうと、刺激が強すぎて肌トラブルを引き起こす可能性があります。「冬は乾燥しやすいから毎日使いたい」という方は、デイリー使い用の顔パックを選びましょう。
メーカーが推奨する使用回数をきちんと守り、顔パックの効果を最大限に引き出しましょう。
顔パックの種類
顔パックには「シートタイプ」や「ピールオフタイプ」など、さまざまな種類があります。使用時間が長いものもあれば短いものもあるので、自分のライフスタイルに合った顔パックを選びましょう。顔パックの中でもとくに人気があるのは、以下の4タイプです。
- シートタイプ
- ピールオフタイプ
- 洗い流すタイプ
- コットンパック
それぞれの特徴やメリットを、1つずつ紹介します。
1.シートタイプ
顔パックやフェイスパックといわれるものは、シートタイプが多いです。
顔型の不織布に美容成分がたっぷりと浸透しているため、顔の隅々までしっかり保湿できます。美容成分がたっぷり含まれているため、顔に密着させてもすぐに蒸発する心配はありません。
シートタイプの多くは、スペシャルケア用に個包装されているものと、デイリー使い用に30枚程入っているものの2種類にわけられます。
個包装されている顔パックは、1セットに3〜5回分入っていることが多いです。スペシャルケアで週に1回使うのであれば、1セットを購入しておけば1ヶ月程は持つでしょう。注意点として、個包装されている分料金設定が高い傾向にあります。
デイリー使いにおすすめの大容量パックは、30枚程入っていることが多いです。箱型の保存容器に入っていたり、ウェットティッシュのように1枚ずつ取り出せたり、さまざまなタイプがあります。コスパが良く、毎日使用したい方におすすめです。
2.ピールオフタイプ
ピールオフタイプは、古い角質や毛穴の汚れを取り除いてくれる顔パックです。
ピールオフタイプの顔パックを顔全体に塗り、指定の時間まで乾燥させた後、乾いたパックをゆっくり剝がします。肌に塗った顔パックが乾く過程で、肌表面の汚れも一緒に固めてくれる効果があるのです。
産毛や角質ケアまでできるメリットがあり、1回の顔パックで顔の角質ケアがまるっと完了します。デメリットとして、商品によっては乾いた顔パックをはがす時に痛みが伴いますので、注意が必要です。
ピールオフタイプは、顔パックの中でもとくに刺激が強いタイプなので、使用頻度はきちんと守りましょう。頻繁に使用すると、肌にとって必要な皮脂まで無理やり剥がしてしまう恐れがあります。
また、塗った顔パックが乾くまで20分〜30分かかるため、時間に余裕がある時の使用がおすすめです。
3.洗い流すタイプ
洗い流すタイプは、クリームやペースト状の顔パックを顔全体に塗った後、すすぐだけで肌へうるおいを与えられます。
お風呂の中で使用できることが大きな魅力で、湯船につかりながらケアできます。入浴時に顔パックをすることで、血行が良くなり毛穴も開きやすく、美容成分が浸透しやすいメリットもあります。
洗い流すタイプは、ジェルタイプとクリームタイプに大きくわけられており、テクスチャもさまざまです。テクスチャが少し固めのタイプだと、塗っても液だれせず用事をしながらケアできるので、忙しい方にもおすすめです。
洗い流すタイプは、短いものだと顔に塗って3〜5分と短時間ですが、15〜20分放置するものもあり、種類はさまざまです。半身浴が好きな方は使用時間が長くても問題ないと思いますが、あまり時間に余裕がない方は短時間で完了するものを選ぶとよいでしょう。
4.コットンパック
コットンパックは化粧水をコットンに浸し、顔に貼って密着させます。
【コットンパックのやり方】
- コットンに化粧水をひたひたになるまで浸します
- コットンを2~3枚に薄く割きましょう
- 顔全体に化粧水が浸されたコットンを貼りつけます
- 約5分程時間をおいてください
- コットンをはがした後は乳液やクリームで保湿します
「コットンパックは、顔パックとしても代用できるのでは?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。コットンパックは自由度が高く手軽なため、デイリー使いにもおすすめです。Tゾーンなど皮脂の多いパーツにはさっぱりめの化粧水、乾燥しやすい頬は保湿重視の化粧水、などとパーツごとにカスタムして一度にケアできます。
コットンに化粧水を浸す時は、全体に化粧水がしっかりと行き渡るよう、折ったりもみほぐしたりして化粧水を広げてくださいね。はがした後のコットンに化粧水が残っていれば、最後にパッティングして肌全体に化粧水を浸透させましょう。
まとめ|正しく顔パックを使用し、理想の肌を手に入れよう
顔パックは、商品や種類によって使用時間や頻度が異なります。そのため、基本的に顔パックは、販売メーカーさんが推奨している使用方法を守ってください。
長時間の使用や使用頻度が多いと、肌トラブルを引き起こす可能性があります。肌をきれいにしたくて顔パックをしているのに、肌荒れを引き起こしてしまっては本末転倒です。
顔パックにはさまざまな種類があり、自分に合った顔パックを探すのは大変ですよね。、顔パックを購入する時には「効果」や「使い勝手」など、どれを重要視するか決めておくと選びやすいですよ。
正しく顔パックを使用することで、きっと理想の肌を手に入れられますよ。