炭酸パックは、肌にとってプラスになることが多いため、スキンケアとして使っている人も多いです。
使用頻度は商品によって異なりますが、1~2週間に1回が推奨されています。
しかし、効果を実感したいと思って、必要以上に使う人もいるようです。
実はこれ、逆に肌を傷つけてしまうこともあるとか…。
今回は、炭酸パックをやりすぎるとどうなるかを解説しつつ、正しい使い方と頻度についても紹介するので参考にしてください。
炭酸パックのやりすぎに注意!引き起こす肌トラブルとは?
炭酸パックのやりすぎはNGで、使用する間隔が短いとさまざまな肌トラブルを引き起こします。
とくに、以下の点には注意しましょう。
【炭酸パックのやりすぎで引き起こす肌トラブル】
- 肌に過剰な刺激を与えてしまう
- 肌が乾燥してしまう
- 肌バリアが低下してしまう
- 敏感肌になる可能性がある
より清潔な肌を保つには炭酸パック葉はおすすめですが、何事もやりすぎはNGです。
肌に過剰な刺激を与えてしまう
炭酸パックに含まれている二酸化炭素(炭酸)には、肌に様々な効果をもたらします。
なかでも、血行促進と細胞の活性化は、炭酸がもたらす特徴です。
二酸化炭素は分子が細かいので角質層まで浸透しやすく、刺激を与えます。
その結果、血中の二酸化炭素濃度が高まり、身体が酸素を取り入れようとするため、めぐりが向上します。
ここまでなら、肌にとってプラスになることしかありませんが、やりすぎると刺激を与えすぎてしまうわけです。
通常、炭酸パックは1~2週間程度に1回の頻度で使用します。
しかし、数日に1回の間違ったペースで使うと、肌に対して過剰に刺激を与えてしまい、赤みや炎症の原因になってしまいます。
適切な使い方をすれば問題ないので、商品に合わせた使用頻度で使うことが大切です。
肌が乾燥してしまう
炭酸パックに配合している二酸化炭素は、毛穴の汚れや角質と吸着しやすいです。
さらに、余分な皮脂も吸着するため、オイリー肌の人や顔のテカリが気になる人にもおすすめできるケア用品です。
しかし、やりすぎてしまうと、肌に必要な油分も吸着してしまいます。
その結果、乾燥肌になり、シワやシミ、くすみの原因になるため注意が必要です。
さらに、乾燥肌になると、皮脂を分泌させる効果が働くため、Tゾーンを中心にテカリが目立ちやすくなります。
炭酸パックできれいになった肌が、やりすぎによって脂肌になると本末転倒です…。
また、肌が乾燥すると、炎症を引き起こしやすくなり、肌トラブルも増えます。
炭酸パックは、通常のスキンケア用品とは使い方や効果が異なるため、使用方法を守って使うことが大切です。
肌バリアが低下してしまう
炭酸パックのやりすぎは、肌のバリア機能にも影響を及ぼします。
肌のバリアは、肌表面の油分と水分が均等に保たれて作用します。
ただ、さまざまな要因でバリア機能は低下し、炭酸パックのやりすぎもその一つです。
よくありがちなケースが、以下の例です。
【肌バリア機能が低下するケース】
- 紫外線によるダメージ
- クレンジングの際に肌を強くこすった
- スキンケア用品の誤った使い方・使いすぎ
- 乾燥肌
炭酸パックをやりすぎると乾燥肌になるため、肌バリアが低下します。
その結果、肌に炎症を起こしやすくします。
場合によっては、アレルギー反応を引き起こすこともあるため、保湿などをして対策しましょう。
効果をより実感したいと思ってやりすぎる人も多いですが、炭酸パックで肌をきれいにしたいなら、そのあとのスキンケア(例:美容液・乳液など)に力を入れることが大切です。
敏感肌になる可能性がある
炭酸パックを間違った頻度で使用したり、決められた時間以上に使用したりすると、敏感肌の原因になることもあります。
炭酸パックの多くは、使用時間が決められています。
ユレイル・スパークリングパックという炭酸パックの場合は、1回10~15分が目安です。
そのほかの炭酸パックも、15~20分程度が目安で、長時間の使用は控えるように説明書などに書かれています。
ユレイル・スパークリングパックを例に挙げると、公式サイトに以下の記載がありました。
長くおいたほうが美容効果は上がりますか?
パックをして20分程度で成分が十分に行き渡ります。それ以上おいても効果は変わりません。長く放置し過ぎてしまうと乾いてしまい、洗い流しにくくなります。
引用:ユレイル・スパークリングパック
ユレイル・スパークリングパックはジェルタイプの炭酸パックで、長時間使うと固まって洗い流しづらくなります。
無理やりはがすと肌にダメージを与えますし、刺激を長時間与えると敏感肌にもなります。
肌トラブルを控えたい人や、炭酸パックの効果をたしかに実感したいなら、適切な頻度と時間を守ったうえで使用しましょう。
炭酸パックのやりすぎはNG!適切な使用頻度は?
炭酸パックをやりすぎてしまうと、肌がきれいになるどころか、悪影響を及ぼしてしまいます。
場合によっては、肌トラブルを引き起こす可能性があるため、適切な頻度で使用することが大切です。
使用頻度は、商品によってさまざまです。
ユレイル・スパークリングパックの場合は、5回使用できるパックが入っています。
メーカーの推奨は1週間に1回が目安とされており、1セットで約1か月分ということになります。
しかし、メーカーが推奨している頻度はあくまでも目安です。
一度使用して、肌がピリピリしたり、少し刺激が強すぎたと感じた場合は、肌を休ませる必要があります。
敏感肌の人は、とくに注意が必要です。
初めて使用する場合はパッチテストをするなどして、刺激の強さを確かめましょう。
問題なければそのまま使用して、肌の様子を見ながら頻度を調整することをおすすめします。
炭酸パックの効果をより実感できる正しい使い方
炭酸パックは肌にとってうれしい成分や、美白や美肌をサポートする成分が配合しているため、積極的に使用したいところです。
やりすぎない程度に、正しく使えば問題ありません。
炭酸パックの効果をより実感したいなら、以下の使い方をしましょう。
【炭酸パックの効果をより実感できる使い方】
- 製品の用法容量を守って使う
- 肌の状態を確認しながら使う
- 使用後の肌を見て頻度を調整する
それぞれ意識して、普段のスキンケアに取り入れていきましょう。
製品の用法用量を守って使う
炭酸パックで効果を実感したいなら、製品の用法用量はしっかり守りましょう。
前提として、使用頻度を守ることは大切です。
使用頻度を守らずに使うと、肌荒れや肌トラブルの原因にもなります。
多くの場合、公式サイトや取扱説明書に記載されています。
使用して物足りなさを感じる人もいますが、だからと言ってやりすぎはNG。
追加で使いたくなる気持ちはわかるものの、二酸化炭素で肌に刺激を与えすぎるのはやめましょう。
より効果を実感したいなら、炭酸パック後のスキンケアを徹底しましょう。
炭酸パックを使用したあとは、毛穴の汚れや古い角質がさっぱりなくなっている状態なので、美容液や乳液の美容成分が浸透しやすくなります。
肌の状態を確認しながら使う
炭酸パックは、肌の状態を確認しながら使うことが大切です。
使用しているときに強い刺激を感じた場合は、すぐに使用を控えましょう。
ただ、炭酸パックは二酸化炭素が肌に浸透することで、肌がピリピリします。
炭酸パックの特徴でもあるので、よく観察をすることが大切です。
また、炭酸パックにはppmとして炭酸濃度が書かれています。
前述したユレイル・スパークリングパックは、74,000ppmと濃度は高め。
(泡タイプの炭酸パックは10,000ppm程度)
炭酸濃度が高いと、肌に強い刺激を感じてしまいます。
肌に異常がない人でも、ピリピリ感や刺激は感じるものです。
あまりにも強い場合はNGですが、まずは様子を見ることが大切です。
使用後の肌を見て頻度を調整する
炭酸パックの使用頻度は、メーカーによって定められています。
ユレイル・スパークリングパックは、1週間に1回です。
タイプによって異なりますが、多くの炭酸パックは1~2週間に1回のペースで使用すると効果を実感できます。
ただ、メーカーが推奨している使用頻度は、あくまでも推奨するものであり、必ず決められた頻度で使用する必要はありません。
推奨する期間よりも短いスパンで使用することはNGですが、使用後の肌の状態に応じて、スパンを開けるかどうか検討しましょう。
例えば、炭酸パックの刺激が思いのほか強かった場合は、スパンを開けたほうがよいです。
無理に決められた頻度で使用するのではなく、肌の状況にあわせて調整しましょう。
炭酸パックQ&A!どのくらいの頻度がベスト?
炭酸パックの使用頻度は、1週間に1回程度がベストです。
しかし、肌の状況によって頻度を調整することが大切です。
そのほかにも、炭酸パックに関する質問をいくつか集めてきました。
【炭酸パックQ&A】
- 炭酸パックは毎日使ってもいい?
- 炭酸パックで肌荒れすることはある?
これから炭酸パックを使おうと思っている人は、参考にしてください。
炭酸パックは毎日使ってもいい?
炭酸パックのタイプによって異なりますが、シートタイプや泡タイプの場合、毎日使用する人もいます。
毎日使ったところで、肌に強い刺激が加わるほど二酸化炭素濃度が高くないため、そこまで負担はかかりません。
しかし、ユレイル・スパークリングパックのようにジェルタイプの炭酸パックは、二酸化炭素濃度が非常に高いです。
濃度が高い炭酸パックを毎日使用すると、肌荒れや肌トラブルにつながります。
いずれにせよ、炭酸パックは毎日使用することは避けましょう。
適切な頻度で使い、肌に負担をかけないようにケアすることが大切です。
炭酸パックで肌荒れすることはある?
炭酸パックは、使い方によって肌荒れします。
その多くは、間違った使い方をしているからです。
やりすぎるほど使ってしまうと、肌にダメージが加わってしまうため、肌荒れの原因につながります。
実際、炭酸パックをやりすぎると、以下のようなことを引き起こします。
【炭酸パックをやりすぎると引き起こすこと】
- 油分を必要以上に吸収し乾燥肌になる
- 肌にダメージが加わり肌トラブルを引き起こす
- 赤みや痛みの原因になる
炭酸パックは、本来美肌や美白をサポートするケア用品です。
肌荒れしてしまっては意味がないので、やりすぎない程度に使いましょう。
顔パックをお探しの方必見!
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»ユレイルスパークリングパックを5日間連続で使っていただきたい理由と5日間の使用レポート!
まとめ
炭酸パックの効果を実感したいあまり、やりすぎてしまう人も少なくありません。
タイプによっては毎日使用できるものもありますが、肌を休ませる意味でも、適度なスパンで使うことをおすすめします。
とくに、ジェルタイプの炭酸パックは炭酸濃度が非常に高いため、週に1回程度のスパンが推奨されています。
また、推奨されている使用頻度は目安であり、個人の肌の状況に応じて調整することが大切です。