「顔を洗わない方が肌にいいって聞くけど本当?」
「顔を洗うと乾燥しやすい」
「洗顔料を使わずに肌は綺麗になる?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
顔を洗わないと皮脂や汚れで毛穴が詰まって肌トラブルの原因になるため、原則毎日行うのが大切です。とは言っても、毎日洗顔料を使って顔を洗うと乾燥する方もいるでしょう。乾燥が気になる方は、朝はぬるま湯だけで洗顔するのがおすすめです。
この記事では、顔を洗わない洗顔方法について以下のポイントを解説します。
- 顔を洗わないと起こる変化
- 肌タイプ別おすすめの洗顔方法
- 洗顔料を使わない顔の洗い方
- 注意点
人によっておすすめの顔の洗い方は異なるので、肌トラブルを失くしたい方は最後までご覧ください。
顔を洗わないと起こる3つの変化
顔を洗わないと起こる変化は以下の3つです。
- 肌荒れしやすくなる
- 化粧水が浸透しにくい
- 化粧のノリが悪くなる
顔をまったく洗わないと、皮脂や汚れが詰まって肌トラブルの原因になることもあります。3つの変化をチェックして、肌トラブルの予防に備えましょう。
肌荒れしやすくなる
一日中顔を洗わないと、付着した汚れや皮脂がそのままになり毛穴が詰まりやすくなります。毛穴が詰まると肌がザラザラして黒ずんで見えるため、毎日しっかり汚れを落とすことが大切です。
毛穴が詰まったまま放置すると、汚れを落としにくくなり肌トラブルが起こりやすい状態になります。特に脂性肌の場合、皮脂が多く分泌されるため毛穴が詰まりやすいのが特徴です。顔を洗わないと毛穴が詰まって肌荒れしやすくなるため、毎日の洗顔は欠かせません。
化粧水が浸透しにくい
洗顔しないと皮脂や汚れが肌を覆ったままになっているため、化粧水がしっかり浸透しません。化粧水は毛穴まで浸透しないと本来の効果を得られないため、顔を洗わないままスキンケアしても肌トラブルの改善は期待できないでしょう。
化粧水が肌に浸透しないと乾燥を予防できず、さらに肌荒れが悪化する可能性もあります。化粧水を肌にしっかり浸透させるためには、毎日洗顔する必要があります。
化粧のノリが悪くなる
一日中洗顔しないと皮脂が多くなるため、化粧がよれやすくなります。皮脂が多すぎると、化粧の油分と混ざって浮きやすくなり、すぐに崩れてしまうこともあります。肌がオイリーなまま化粧してもすぐに崩れてしまうため、しっかり洗顔して不要な皮脂を落とすことが大切です。
洗顔料を使って顔を洗わない方法がおすすめな2つの理由
洗顔料を使うと乾燥する方は、ぬるま湯だけで顔を洗うのがおすすめです。強い成分が含まれた洗顔料は肌荒れの原因にもなりますが、ぬるま湯だけなら刺激を最小限に抑えられるのが魅力です。
乾燥が改善する
洗顔料を使うことで必要以上に皮脂を落としてしまい、乾燥することがあります。皮脂は、角質層の水分を保つ役割を果たす天然保湿因子の一つです。角質層に20〜30%の水分が保たれていると肌がうるおっている状態ですが、洗顔によって必要な皮脂まで落とすと水分が蒸発しやすくなり乾燥します。
洗顔料を使わないことで、必要な皮脂が保たれて乾燥が改善します。乾燥しやすい方は洗顔で必要な皮脂まで落としている可能性があるため、一度見直してみましょう。
肌への刺激が減る
洗顔料は刺激のあるタイプもあるため、敏感肌の方は余計に肌荒れしやすいこともあります。たとえば、ラウリル硫酸ナトリウムやサリチル酸が含まれている洗顔料は刺激が強いため、敏感肌の方には向いていません。
ラウリル硫酸ナトリウムは界面活性剤の一種で、汚れを落とす目的で使われますが、刺激が強いのが難点です。必要な皮脂や成分まで落としてしまい、肌トラブルの原因になることもあります。
サリチル酸はニキビや炎症予防の効果がありますが、乾燥しやすいのがデメリットです。洗顔料を使わない方法は肌への刺激を抑えられトラブルの原因を減らせるため、敏感肌の方は定期的に取り入れてみましょう。
【肌タイプ別】おすすめの洗顔方法
おすすめの洗顔方法を肌タイプ別に紹介します。自分の肌の特徴を見極めて洗顔方法をチェックしておけば、肌トラブルを予防できるでしょう。
脂性肌
脂性肌の方は洗顔料を使うのがおすすめです。ほかの肌タイプよりも皮脂が分泌されやすいため、洗顔料を使わないと皮脂がそのままになり、顔がべたつく原因になります。ただし、皮脂が多いからと言ってゴシゴシ擦ると余計な刺激を与えてしまうため、注意しなければなりません。
刺激の強いスクラブはできるだけ使わず、優しくなでるような洗顔を意識しましょう。皮脂がたまりやすいTゾーンを念入りに洗うことで、顔のべたつきを抑えられます。
乾燥肌
乾燥が気になるときは、洗顔料を使わずに顔を洗いましょう。毎日朝夕と洗顔料で顔を洗うと、乾燥肌の方は必要な皮脂まで洗い流してしまいつっぱりを感じることがあります。肌の乾燥を感じたときは、朝だけぬるま湯での洗顔を取り入れてみてください。
乾燥肌の方は、洗顔料はヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれたものを使うのがおすすめです。肌のうるおいを保つためには、35℃くらいのぬるま湯で洗顔しましょう。
敏感肌
敏感肌の方は刺激の強い洗顔料を使うと肌荒れの原因になるため、低刺激で保湿成分が含まれたタイプを選びましょう。ラウリル硫酸ナトリウムやサリチル酸は洗浄力や刺激が強く、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
肌が敏感なときは、洗顔料を使わずぬるま湯やホットタオルで代用するのもおすすめです。ゴシゴシ擦らず優しく洗い流すのを意識すると、肌への刺激を最小限に抑えられます。
洗顔料を使わない顔の洗い方3ステップ
乾燥が気になる方は洗顔料を使わずお湯だけで顔を洗うのもおすすめです。肌トラブルを減らすためには以下の3ステップをチェックして、顔の洗い方を確認しておきましょう。
- 手を清潔にする
- ぬるま湯で優しく洗う
- 清潔なタオルで水分を拭き取る
洗顔料を使わず洗顔することで、肌への刺激を最小限に抑えられます。
1.手を清潔にする
手には雑菌がついているので、洗顔の前にしっかり洗って清潔にしましょう。手を洗わないと雑菌を顔に塗り広げてしまうことになり、洗顔の意味がなくなってしまいます。石鹸を使って手を清潔にしたら準備完了です。
2.ぬるま湯で優しく洗う
35℃くらいのぬるま湯で20回ほどすすぐと、顔についた汚れや不要な皮脂を洗い流せます。ぬるま湯の温度が高すぎると皮脂やうるおい成分まで一緒に溶けだしてしまうため、乾燥しやすくなります。また、温度が低すぎると不要な皮脂を落とせず、肌への刺激が強いのが難点です。
皮脂がたまりやすいTゾーンは、手のひらのやわらかい部分でなでるように洗いましょう。ゴシゴシ擦ると余計な刺激を与えてしまい、乾燥の原因になることもあります。できるだけ刺激を与えないように、ぬるま湯をすくって洗顔してください。
3.清潔なタオルで水分を拭き取る
ぬるま湯でしっかり洗顔したら、タオルに水分を吸着させるように押しあてながら拭き取りましょう。拭き取るタオルは清潔なものを用意しておくと、顔に雑菌がつきにくく肌荒れの予防にもなります。タオルでゴシゴシ拭くと刺激になるので、必ず押しあてるようにして拭き取ってください。
洗顔料を使って顔を洗わないときの3つの注意点
洗顔料を使って顔を洗わないときは、以下の3つに注意しましょう。
- 洗顔料を使わないのは朝だけにする
- ぬるま湯で洗う
- 洗顔後は保湿する
洗顔料を使わずに顔を洗う魅力をチェックして肌トラブルを予防しましょう。
洗顔料を使わないのは朝だけにする
洗顔料を使わず顔を洗う方法は乾燥や刺激を最小限に抑えられますが、日中付着した汚れを落とすのには不十分です。そのため、洗顔料を使わない方法は朝だけにしましょう。夜は一日の汚れや化粧が残っているため、洗顔料を使って顔を洗うことで肌トラブルを予防できます。
一日中洗顔料を使わないと、しっかり汚れを落とせず毛穴が詰まり、肌荒れを悪化させる原因になります。乾燥が気になるときは、朝だけ洗顔料を使わない洗い方を取り入れるのがおすすめです。
ぬるま湯で洗う
肌に余計な刺激を与えないために35℃くらいのぬるま湯を使いましょう。温度が低すぎると肌の汚れが落ちず、毛細血管が開くため炎症の原因になることもあります。一方で、温度が高すぎると、うるおいを保つセラミドや皮脂まで一緒に洗い流してしまい、乾燥しやすくなります。
肌への刺激を減らして汚れを落とすには、ぬるま湯での洗顔がおすすめです。顔を洗うときは刺激を減らすために、シャワーは使わずぬるま湯をすくって押しあてるようにして洗顔するのがコツです。20回以上ぬるま湯をすくって顔を洗うと、汚れが落ちやすくなります。
洗顔後は保湿する
ぬるま湯で洗っただけだと水分が蒸発して乾燥してしまうため、洗顔後は必ず保湿しましょう。化粧水でしっかり保湿した後に乳液を使うと、水分が蓋されて蒸発しにくいのでおすすめです。洗顔から10分以上経過すると、肌の水分が蒸発して顔が乾燥しやすくなるので注意してください。
洗顔したら、できるだけすぐに保湿してうるおいを閉じ込めるのが美肌への第一歩です。顔に押しあてるように化粧水を使うと、余計な刺激を与えずに保湿できます。
洗顔料で顔を洗わない方法は乾燥を改善できる
洗顔料には、ラウリル硫酸ナトリウムサリチル酸などの洗浄力の強い成分が含まれている場合があります。洗浄力が強すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうため、顔が乾燥する原因になります。肌がつっぱって乾燥しやすい方は、朝の洗顔をぬるま湯だけに変えてみましょう。
ぬるま湯だけにすると、肌への刺激を最小限に抑えられるため、乾燥しにくく肌トラブルを予防できます。ゴシゴシ擦らず、優しくすすぐのが刺激を与えず洗顔するコツです。洗顔後はすぐに保湿することで、うるおいを閉じ込められるため乾燥を改善できます。