顔パックで得られる効果と正しい使い方を徹底解説

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

顔パックをすると、肌が潤った感覚がしたり、もちもち肌を実感できることから、毎日している人も少なくありません。

しかし、顔パックには適切な頻度があり、あまりに頻繁に使ってしまうと肌トラブルの原因になることも…。

今回は、顔パックで得られる効果を紹介しつつ、適切な頻度についても紹介するので、参考にしてください。

目次

顔パックで得られる効果

顔パックには、肌にうれしい成分が多く配合されています。普段の肌ケアで使用することによって、以下の効果が得られます。

【顔パックで得られる効果】

  • 保湿効果
  • 美肌効果
  • 毛穴ケア
  • 肌荒れケア

肌トラブルを抱えている人や、今よりも肌をきれいにしたいと思っている人は、参考にしてください。

保湿効果

多くの顔パックには、肌にうれしい保湿成分が含まれていることから、肌乾燥を防ぎ、肌に潤いを与えます。肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れ、紫外線ダメージなどによって、引き起こされます。

そこで、顔パックをして肌表面にうるおいの膜を作ることで、肌にある水分の蒸発を防ぐことが可能です。また、うるおい成分が角質層に浸透することで、ターンオーバーを正常化できます。

保湿効果を得る場合は、顔パックをする際に以下を意識しましょう。

【顔パックで保湿効果を得るためにしたいこと】

  • 洗顔をして肌を清潔にした状態で使用する
  • 隙間なくしっかりと肌に密着させる
  • 保湿後は化粧水や乳液で肌をバリアする

これらを意識することで、十分な保湿効果が得られます。

美肌効果

顔パックには、美肌成分が多く配合されているマスクが多くあります。具体例を挙げると、以下のとおりです。

【顔パックに含まれている美肌成分の例】

  • ヒアルロン酸
  • ビタミンC

これらの成分は、ターンオーバーを促進したり、しみや肌の汚れの防止、ハリや弾力を高める効果があります。さらに、顔パックをすることによって直接肌に浸透させられるため、美しい肌へと導いてくれます。

毛穴ケア

顔パックには、毛穴の汚れや古い角質を落とす効果が期待できるものも少なくありません。毛穴の汚れや古い角質が溜まると、毛穴が目立ち、肌の汚れやニキビの原因になります。

顔パックをすることで、毛穴の汚れや古い角質を吸着し、落とせます

肌荒れケア

顔パックには、肌荒れを改善する効果が期待できるものもあります。肌荒れの原因には、乾燥、紫外線、摩擦、ストレスなどが挙げられます。

顔パックをすることで、肌にうるおいを与え、肌の乾燥を防げるため、炎症を抑えることも可能です。

肌荒れケア効果のある顔パックを選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。

  • 肌荒れを改善する成分が配合されているものを選ぶ
  • 肌に優しい低刺激のものを選ぶ

肌トラブルを抱えているなら、洗顔の後に顔パックを使用して、徹底的に肌ケアをすることが大切です。

顔パックの種類と効果的な頻度について

顔パックには、それぞれ種類があります。使用するマスクによって、得られる効果が異なるため、タイプを把握しておきましょう。

【主な顔パックの種類】

  • シートマスク
  • ピールオフタイプマスク
  • スリーピングタイプマスク

また、種類によって使用頻度も異なるため、合わせて紹介します。

シートマスク

シートマスクとは、顔に貼るタイプのマスクであり、顔パックと聞いて多くの人が想像するタイプのマスクです。マスクに美容成分や化粧水などが浸透されていて、顔に貼り付けて使用します。

使用するタイミングは、タイプによって異なります。

【シートマスクのタイプとタイミング】

  • 化粧水が配合している:洗顔した後に使用する
  • 美容液が配合している:化粧水をした後に使用する

使用頻度については、化粧水や美容液を浸透させる目的なら、毎日使用して問題ありません。実際、化粧水や美容液の代わりにマスクをする人も多いです。

ただし、商品によっては使用頻度が書かれている場合があるため、その場合は記載に従うことが大切です。

ピールオフタイプマスク

ピールオフタイプマスクは、肌にジェルやクリームを塗って、時間がたったらはがすタイプのマスクです。こちらのマスクは、肌の表面にたまっている汚れや、毛穴の汚れを取り除いてくれます

また、古くなった角質まで除去できることから、毛穴を清潔な状態にしてくれます。

こちらのマスクは、肌の保湿というよりは、洗顔のような役割があるため、毎日の使用は避けたほうが無難です。使用頻度については、各商品に記載されていますが、一般的に週に1〜2回程度が目安です。

スリーピングタイプマスク

スリーピングマスクは、シートマスク同様に、美容成分が多く配合している塗るタイプのマスクです。肌を清潔な状態に保って就寝しても、朝起きると汚れが蓄積していたり、肌が乾燥したりします。

その際に使用したいマスクが、スリーピングマスクです。スリーピングマスクは、寝る前に肌に塗ることによって、美容成分を浸透させ、美肌に導いてくれます。それだけではなく、寝ているときの肌の乾燥を防いだり、毛穴の汚れ防止にもつながるため、非常におすすめです。

汚れを除去するようなマスクではないので、シートマスク同様に毎日使用しても問題ありません。しかし、メーカーが指定する使用頻度に合わせて使うことが、大切です。

肌ケア効果を高める顔パックの正しい使い方

肌ケア効果を高めたいなら、顔パックを正しい方法で使用することが大切です。具体的な使い方は、以下のとおり。

【肌ケア効果を高める顔パックの正しい使い方】

  • 頻度は1~2週間に1回
  • 長時間貼りすぎない
  • 時間帯によって使い分ける
  • 入浴中は避ける
  • 肌の悩みに合わせて使い分ける

これらを意識することによって、美肌に導いてくれます。

頻度は1~2週間に1回

顔パックには、さまざまなタイプが存在します。ピーリング系のマスクの場合は、毎日使用すると肌を傷つける可能性があるため、1~2週間に1回の使用をしましょう。また、美容液や化粧水が含まれているシートマスクは、基本的に毎日使用しても問題ありません。

しかし、肌にうれしい美容液ですが、一部肌に刺激を与える成分も含まれていることから、毎日使用することでダメージを与える可能性も十分あります。

そのため、肌に負担をかけないためにも、各商品の使用頻度を守りつつ、自分の肌の状況と照らし合わせながら、使用することが大切です。

長時間貼りすぎない

顔パックを貼る時間は、商品によって異なりますが、一般的には15~20分程度が目安です。長時間貼りすぎると、肌への負担が大きくなるだけでなく、水分が蒸発してしまい、シートからマスクが外れづらくなります。

結果として、乾燥肌や肌トラブルを引き起こすので、適切な時間で使用することが大切です。そのため、顔パックを貼る時間は、15~20分程度にして、長時間放置することは控えましょう。

こうすることで、美容液を肌にしっかりと浸透させ、より効果的に肌ケアを行うことができます。

時間帯によって使い分ける

顔パックを使用する場合、時間帯によって使い分けることをおすすめします。目安としては朝晩の洗顔後に使用すると、肌トラブルを改善したり、乾燥を防いだりします。

朝は、寝起きで肌が乾燥している状態です。洗顔をして、肌を清潔に保った状態で、顔パックをすることで保湿ケアができます。また、化粧水や美容液が浸透した肌は、化粧ノリが非常に良いのでおすすめです。

夜は、肌のターンオーバーが活発になる時間帯です。そのため、美容成分がたっぷり配合した顔パックを使用することで、肌の悩みを集中的にケアできます。

入浴中は避ける

入浴中は、体の温度が上がるだけではなく、毛穴が開きます。そのため、洗顔にはベストなコンディションですが、顔パックの使用はおすすめしません。

入浴中に顔パックを使用すると、せっかく使用した美容成分が、汗によって流れ落ちる可能性があります。さらに、水蒸気によって美容液が蒸発し、お風呂上りに使用するよりも、効果が半減してしまう恐れがあります。

そのため、顔パックをする際は入力中は避け、入浴後の肌に使用するようにしましょう。

肌の悩みに合わせて使い分ける

顔パックを使用する際は、肌の悩みによってパックを使い分けることが大切です。例えば、洗顔後に美容成分を肌に配合させたいなら、シートマスクがおすすめです。

さらに、就寝中の肌ケアをしたい場合は、スリーピングマスクもおすすめできます。一方で、肌を清潔な状態に保ちたい人は、ピールオフタイプのマスクを使用しましょう。

いずれも、肌の悩みに合わせて使い分けることで、効果をより実感できるようになります。

まとめ

顔パックで得られる効果は、さまざまです。美容成分が配合しているものを洗顔後に使用することで、美肌に導いてくれます。

正しい頻度とタイミングを把握して、普段の肌ケアに使用しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる