顔のテカリが気になる!6つの原因と効果的なケア・クレンジング方法を紹介!

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

何気なく肌を触ったときや、鏡を見たときに実感することが多い顔のテカリ。
オイリー肌と自覚していない人でも、運動をした後や夏場の汗をかきやすい時期は、テカってしまいます。

しかし、この肌のテカリは誰でも予防・対策ができます!
今回は、顔のテカリが気になる人のために、テカリの原因や具体的なスキンケア方法を紹介するので、参考にしてください!

目次

顔のテカリが気になる…原因は?

顔のテカリが気になりだしたら、キリがありませんよね。
対策をするためには、原因を知る必要があります。

主な原因は、以下のとおりです。

【顔テカリの原因になること】

  • 皮脂が過剰分泌しているから
  • 生活習慣や偏った食生活によるもの
  • 油分が多いケア用品を使っているから
  • ホルモンバランスの乱れによるもの
  • 乾燥肌によるもの
  • 紫外線で肌にダメージを受けているから

適切なクレンジングやスキンケア方法については後述するので、それぞれ参考にしてください。

皮脂が過剰分泌しているから

顔のテカリの一番の原因は、皮脂が過剰に分泌しているからです。

人には誰でも皮脂があり、乾燥から肌を守っています。
しかし、過剰に分泌してしまうと、肌に皮脂が浮き出てしまい、テカリの原因になってしまいます。

また、顔でテカりやすい部分は、額や鼻などです。
この部分は、とくに皮脂が分泌しやすいためです。

そのため、肌のテカリを対策・予防するためには、皮脂の過剰分泌を防ぐ必要があります。

さらに、皮脂が過剰分泌することには、以下の原因があります。

【皮脂の過剰分泌を引き起こす要因】

  • 生活習慣や食生活の乱れ
  • 油分が多いスキンケア用品の使用
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 乾燥肌によるもの
  • 紫外線による肌のダメージ

スキンケアやクレンジングだけで解決できる悩みではなく、ほかの面でもアプローチすることで、解決しやすくなります。

生活習慣や偏った食生活によるもの

顔のテカリを発症する原因は皮脂の分泌にありますが、生活習慣や食生活の乱れが関係しています。
生活習慣が原因の場合は、以下のとおりです。

【生活習慣による顔のテカリ】

  • 睡眠不足
  • 過剰なストレス

洗顔をすれば一時的に解消できますが、時間経過とともに皮脂が分泌します。根本的な解決を目指すなら、睡眠時間をしっかりと確保やストレス解消の手段を考えるなどが必要です。

また、とくに皮脂の分泌に大きくかかわってくるのが、食生活です。

以下の食生活をしている人は、気を付けましょう。

【食生活による顔のテカリ】

  • ジャンクフードが好き
  • 脂っこい食事が好き
    (例:揚げ物、脂肪分が多い肉類など)
  • スナック菓子が好き
  • スイーツが好き

もちろん、適度に脂肪分を摂取することは大切で、肌のハリやツヤにも多く関係します。
(まったくとらないと乾燥肌になりますからね…)

しかし、過剰に摂取してしまうと、皮脂の分泌を促してしまいます。

さらに、アルコールの過剰摂取も要注意です。
体質によっては、飲酒から1~2時間程度で顔がテカってくる人もいます。

アルコールや揚げ物がすべての原因というわけではありませんが、一つの原因ではあるので、過剰分泌を避けるためにも適度に摂取するようにしましょう。

油分が多いケア用品を使っている

皮脂の分泌以外にも、顔がテカって見える原因としてあげられるのが、油分が多いケア用品を使っているからです。
あるいは、肌に合わないケア用品を使っていると、皮脂が分泌しやすくなり、顔のテカリの原因になってしまいます。

また、ケア用品だけではなく、ベースメイクに使用するファンデーションなどの下地も関係しています。
たとえば、油分が多いファンデーションを使っていると、肌とうまくなじまずに脂が浮き出て、顔がテカる原因になるわけです。

この場合、オイリーフリーのケア用品やベースメイクを使うことが対策ですが、肌に一切皮脂がない状況にすることも問題です。
後述しますが、肌が乾燥すると皮脂が分泌しやすくなり、顔のテカリの原因になります。

そのため、乾燥を防ぐためにも、肌を適切に保湿することが大切です。

ホルモンバランスの乱れによるもの

女性に比べると、男性のほうが顔がテカっている人が多いと思いませんか?

そもそも顔のテカリは、皮脂の分泌によるもの。
皮脂は、皮脂腺が活性化することで、分泌しやすくなります。

この皮脂腺の活性化させるのが、男性ホルモンのテストステロンです。

女性にも男性ホルモンは存在しており、ホルモンバランスを調整しています。
通常の肌の場合、適切な皮脂を分泌して、肌のうるおいを保っています。

しかし、月経や過剰なストレス、睡眠不足などでホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンとのバランスも崩れるため、皮脂が増えるわけです。

生理前や生理中に顔のテカリを強く感じる人は、ホルモンバランスの崩れが原因です。

ホルモンバランスを整えるためには、サプリの摂取やバランスの良い食事、健康的な生活などで改善できます。
スキンケアやクレンジングもしつつ、生活習慣を見直すことで、顔のテカリを予防できます。

乾燥肌によるもの

顔のテカリは、オイリー肌の人だけが引き起こすわけではありません。
実は、乾燥肌の人でも顔のテカリを実感することがあります。

乾燥肌は、肌に皮脂と水分が不足した状態のことをさします。
Tゾーン(額や鼻筋)だけではなく、顔全体にも影響し、ひどい人はひじや膝、手などにも影響するため、対策しなければなりません。

また、乾燥肌になると、皮脂腺が過剰反応して、皮脂を分泌しようとします。
通常よりも皮脂を分泌することから、テカリの原因になってしまうことも…。

乾燥肌ではない人でも、以下の状況に陥ると皮脂の分泌を促します。

【乾燥肌以外に皮脂の分泌を促すケース】

  • 洗顔後に皮脂がさっぱりなくなった状態
  • 乾燥した部屋、環境にいるとき

この場合、肌の乾燥を防ぐためには、洗顔後の保湿や加湿器などで保湿することが大切です。
会社や出先が乾燥していて、保湿ができない場合は、保湿スプレーを吹きかけるなどして、対策ができます。

紫外線で肌にダメージを受けているから

日焼けの原因にもなる紫外線。
実は、顔のテカリにも関係しています。

紫外線が肌に当たると、皮脂を分泌する皮脂腺にもダメージを受けてしまいます。
その結果、皮脂腺が過剰分泌する原因になり、顔がテカるわけです。

そのほかにも、以下の影響を与えてしまいます。

【紫外線が肌に及ぼす影響】

  • 肌の水分を奪って乾燥肌になる
    →結果として皮脂が分泌して顔がテカる
  • コラーゲンやエラスチンを破壊する
    →肌老化を加速させ顔のテカリの原因になる
  • 肌炎症を引き起こす
    →皮脂腺が活性化してテカリの原因になる

紫外線は日焼けだけではなく、肌に対してさまざまな悪影響を及ぼします。
顔のテカリにも関係してくるため、スキンケアやクレンジングで対策することが大切です。

顔のテカリを防ぐためにできること

顔のテカリを防ぎたいなら、日常的に対策をすることが大切です。

【顔のテカリを防ぐためにできること】

  • 洗顔やクレンジングで汚れを除去する
  • スキンケアをして保湿する
  • 紫外線対策をする

クレンジングやスキンケアは、顔のテカリ防止の基本です。
そのほかにも、紫外線対策を徹底することで、肌をきれいに保ちます。

洗顔やクレンジングで汚れを除去する

顔のテカリを防ぐためには、正しい洗顔やクレンジングをしましょう。
毛穴に汚れや古い角質がたまると、皮脂が分泌する原因にもなります。

皮脂の分泌を抑えることが、顔のテカリを防ぐ一番の対策ですからね。

その際は、以下のことを意識しましょう。

【顔のテカリ予防で意識したいクレンジング方法】

  • 念入りに洗顔をする
  • 肌をこすらずに優しく丁寧に洗顔する
  • 肌に合った適切な洗顔料を使用する
  • 肌の温度にあったお湯で洗顔する
    (ぬるま湯がベスト)

洗顔をする際は、肌に傷を与えないようにしなければなりません。
刺激を与えてしまうと、皮脂腺を活性化する原因にもなります。

そのため、よく泡立ててこすらないように、優しく洗顔しましょう。

また、念入りに洗顔をしても毛穴の汚れが落ちないこともあります。
その場合は、炭酸パックなどの別のケア用品を併用して、汚れを徹底的に落とすことが大切です。

スキンケアをして保湿する

クレンジングや洗顔でも顔のテカリを予防できますが、それだけでは肌の汚れを落としただけの状態になります。
この状態を放置していると、水分不足から肌の乾燥につながり、顔のテカリの原因になってしまいます。

必ずしたい対策は、肌の保湿ですね。
美容液や化粧水を使うなどして、肌にうるおいをプラスしましょう。

保湿するために多量の美容液・化粧水を使ってもよいですが、こすらないようにしましょう。
洗顔の後は肌がダメージを受けていることもあるため、肌に浸透させるように、顔に抑えながら使うことが大切です。

また、オイリー肌が気になる人は、オイリーフリーの美容液や化粧水をつあくことも方法の一つ。
スキンケアは、顔のテカリを予防する基本なので、洗顔の後に必ずおこないましょう。

紫外線対策をする

紫外線の肌へのダメージは、顔のテカリ以外にも、肌トラブルの原因になります。
場合によっては、肌老化や肌炎症を促進するためしっかり対策をすることが大切です。

紫外線は、晴れている時だけではなく、室内にいるときや曇りのときでも注意が必要です。
そのため、日常的に対策しましょう。

主な紫外線対策は、以下のとおりです。

【日常的にできる紫外線対策】

  • 日焼け止めを使用する
    →ベースメイクで使用する人も多く紫外線対策にもなる
  • 帽子や日傘を使う
    →日焼け止めと合わせて使うことで効果を実感しやすい
  • スキンケアで保湿を徹底する
    →正しいスキンケアをして肌の保湿や栄養補給をする

さらに対策するなら、紫外線が強い時の外出時は、多めに日焼け止めを使うなどしましょう。

日常にプラスして美白・美肌を手に入れよう!おすすめのケア用品!

顔のテカリを予防するために、洗顔をしたりスキンケアをしたりします。
もちろん、それだけでも肌を清潔に保てますが、プラスαを加えることで、さらに美白や美肌をサポートできます!

そこでおすすめしたいのが、炭酸パックです。
なかでも、ユレイル・スパークリングパックはとくにおすすめです。

炭酸パックには、以下のような効果が期待できます。

【炭酸パックで期待できる効果】

  • めぐりのケア
  • 角質層への浸透力がアップする
  • 炭酸によって毛穴の汚れや古い角質を取り除く

洗顔だけでは落ちなかった毛穴の汚れや、古い角質を取り除いてくれます。
使い方は非常に簡単で、洗顔後に10~15分パックするのみ!

ユレイル・スパークリングパックは、抗炎症作用もあります。
炭酸によって薬用成分が肌に浸透することで、肌荒れやニキビの予防もできます。

炭酸パックを使ったあとは、いつも通り美容液や化粧水でスキンケアをしましょう。

普段の肌ケアにプラスするだけで、顔のテカリを予防するだけではなく、美肌もサポートできるのでおすすめです!

顔のテカリを抑えるメイクのコツ

顔のテカリを抑えるためには、メイクでもコツを意識しましょう。
なかでも、意識したいコツは以下のとおりです。

【顔のテカリを抑えるメイクのコツ】

  • プライマーを使用して肌の凹凸をなくす
  • パウダー系・オイリーフリーのファンデーションの使用
  • フェイスミストなどで保湿する
  • 気になる場所があればティッシュでふき取る

スキンケアやクレンジング以外にもできる対策があるので、気になる人は参考にしてください。

プライマーを使用して肌の凹凸をなくす

肌のテカリを抑えるためには、均一にファンデーションを塗ることが大切です。
その際に、下地を使うと思いますが、プライマーを使うと化粧ノリがよくなります。

プライマーは、下地の一つです。
おもにベースメイクに使われており、肌の表層を滑らかにする効果があります。
また、下地として使うことで、皮脂の分泌を抑制して、顔のテカリを予防できます。

プライマーが通常の下地と異なる点は、以下のとおりです。

【プライマーが通常の下地と異なる点】

  • 保湿力が非常に高い
  • 美容成分や保湿成分が多く含まれている

普段使っている下地に満足できないなら、プライマーを使用するのもよいでしょう。

さらに、プライマーにはメイク持ちをよくする効果もあります。
下地にプライマーを使うと、顔の表層に薄い膜を作った状態になり、皮脂の分泌を防いでくれます。

その結果、皮脂によってファンデーションが落ちることを防ぎ、メイクを長持ちさせるわけです。

テカリ予防だけではなく、朝にバッチリしたメイクを崩したくない人にもおすすめの対策です。

パウダー系・オイリーフリーのファンデーションの使用

顔のテカリは、皮脂の分泌も関係していますが、ファンデーションのタイプも大きく関係しています。
とくに、油分が多く含まれるファンデーションは、適切な量の皮脂と合わさることで、テカリの原因になることも…。

肌が乾燥気味の人にはおすすめできますが、顔のテカリを予防したいなら、過剰な皮脂の分泌を避けるためにも、オイリーフリーのファンデーションを使用しましょう。

また、ただオイリーフリーのファンデーションを選ぶのではなく、マットタイプのものを選ぶと、顔のテカリをさらに予防できます。
そのほかにも、パウダー系のファンデーションを使うことも一つの対策です。

パウダータイプのファンデーションには、皮脂を吸着する効果があります。

皮脂はいくら対策をしても分泌しますが、パウダーファンデーションを塗っていれば、吸着してくれます。
多めにつけると厚化粧になってしまうので、肌を触ってサラサラしてくるまで塗ることが目安です。

また、塗る場合はブラシを使うのではなく、肌に吸着しやすいパットを選ぶとよいでしょう。

フェイスミストなどで保湿する

顔のテカリを予防したいと思って、肌を乾燥した状態にすることも逆効果です。
テカリを予防するためには、過剰な皮脂の分泌を避けて、適切な量の皮脂で保つことが大切です。

その際に使いたいのが、フェイスミストです。
精製水を使うのではなく、保湿効果がある化粧水などを使うとよいでしょう。

持ち運びがしやすいように小型タイプのものを購入するか、ディフューザーに入れるなどしてポーチに入れておくとよいでしょう。
例えば、オフィス内が冷房や暖房で乾燥している場合、肌が乾燥状態になっている可能性があります。

その際に、皮脂が分泌しやすいTゾーンに吹きかけると、乾燥を予防できます。
化粧をしていると洗顔もできないので、フェイスミストでしっかり保湿することが大切です。

気になる場所があればティッシュで軽く抑える

勤務中や外出先で顔のテカリを感じたら、ティッシュを使って皮脂を取るとよいでしょう。
その際、強く押さえるのではなく、顔のテカリが気になる部分に軽く押さえます。

強く押し付けてしまうと、乾燥状態になり、皮脂が過剰分泌します。
結果として、顔のテカリの原因になってしまうため注意が必要です。

気軽に持ち運びができるようにポケットティッシュがおすすめですが、保湿タイプのティッシュだとなおOKです!

また、皮脂をとるためにあぶらとり紙を使う人もいると思います。
こちらも顔のテカリを防止するためには効果的な方法ですが、ティッシュ以上に皮脂を取り除いてしまいます。

適度に使う分には問題ないものの、乾燥状態になる可能性もあるため、使用には注意が必要です。

まとめ

顔のテカリは、様々な原因が関係しています。
なかでも、大きな要因になるのが、皮脂の過剰な分泌です。

そのため、顔のテカリを予防するためには、皮脂の過剰分泌を抑制しましょう。

あらためて、効果的な対策をまとめると、以下のとおりです。

【顔のテカリを予防するための対策】

  • プライマーを使用して毛穴をバリアする
  • オイリーフリーのファンデーションを使う
  • パウダー系のファンデーションを使う
  • 乾燥したら適度に保湿する
  • テカリが気になるならティッシュで軽くふき取る

日常的に対策できるものばかりなので、可能な範囲で予防することが大切です。

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