洗顔は時間をかけてするべき?正しい洗顔をわかりやすく解説

洗顔にどのくらい時間をかけていますか?

化粧水や美容液などほかのスキンケアと同様に「洗顔も時間をかけて丁寧にしたほうがいい」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、長時間洗顔をしてしまうと肌トラブルになることもあるのです。

洗顔は基本的に毎日2回おこなうので、日々の積み重ねが未来の肌へ大きな影響を与えます。

この記事では、洗顔にかける時間の目安について解説します。毎日おこなう洗顔について正しく理解し、理想の肌を手に入れましょう。

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな
目次

洗顔に時間をかけすぎるのはNG!

洗顔は「時間をかけてゆっくり丁寧におこなうほうがいい」と思っている人もいますよね。しかし、じつは洗顔に時間をかけすぎてしまうと肌に負担がかかってしまいます

洗顔料を長時間肌にのせていると、肌についた汚れや不要な皮脂だけでなく、肌にとって必要な皮脂まで落としてしまいます。結果的に、刺激によるトラブルや肌の乾燥を引き起こしてしまうのです。

「洗顔にかける時間の目安はどのくらいなの?」と疑問に思う人もいますよね。

肌の状態が異なる朝と夜とで、洗顔時間の目安は異なります。それでは、くわしく解説をしていきますね。

朝の洗顔時間の目安と役割

朝の洗顔時間の目安は「15秒程度」です。

メイクもしていないし朝の肌はあまり汚れていないだろう、と思いがちですよね。しかし、寝ている間にも肌に汚れが付着しており、皮脂も分泌しています。水で洗い流すだけでなく、洗顔料を使って洗いましょう。

朝におこなう洗顔の役割は、以下のとおりです。

  • 寝ている間についた汚れや、不要な皮脂を落とす
  • ターンオーバーで排出された不要な角質を落とす

朝の洗顔には、汚れを落として肌を清潔にする目的があるので、朝の洗顔は15秒程度でおこないましょう。

洗顔により肌がクリアになれば、化粧水や乳液などの美容成分を肌にぐんと浸透しやすくなり、化粧ノリや肌の明るさにもつながります。

夜の洗顔時間の目安と役割

夜の洗顔の目安は「30秒〜1分以内」です。

夜の洗顔は、クレンジングで落としきれなかったメイク汚れや大気汚染などしつこい汚れを落とす目的があります。朝よりも少し時間の長い洗顔をおこないましょう。

夜の洗顔には、以下の役割があります。

  • 日中に付着したほこりや、大気中の汚れを落とす
  • メイク落としのさいに使用したクレンジング料を落とす
  • クレンジング料で落としきれなかったメイクを洗い流す

夜の洗顔は朝に比べてしっかりめですが、洗顔料を1分以上肌の上にのせたりゴシゴシ洗顔したりしないようにしましょう。肌トラブルを引き起こす原因になります。

【肌の状態別】洗顔の目安時間

朝の洗顔時間の目安は「15秒程度」、夜の洗顔時間の目安は「30秒〜1分以内」と説明しました。

洗顔時間ばかりを意識して、洗い残しがあっては意味がありません。洗顔時の肌がどのような状態にあるのかも考慮しながら、洗顔時間を調整してください。

  • しっかりメイクのとき
  • 季節別
  • 肌タイプ別

以上の3つの肌状態にわけて細かく説明していきます。

しっかりメイクのとき

「アイシャドウ」や「アイライナー」「リップ」などしっかりメイクをしている場合、きちんとクレンジング料を落としきれていない場合があります。濃いめにメイクをした日の洗顔は、長めに時間をとるようにしましょう。

しかし、きちんと汚れを落としたいからとゴシゴシ力を入れて擦るのはやめてください。肌を傷つけてしまうおそれがあります。

洗顔の前におこなうクレンジングで、ポイントリムーバーを使用するなど前段階でしっかりとメイクを落としておきましょう。

季節別

夏や運動をした日など、汗をかいた日にはいつもより10〜15秒ほど長く洗顔時間をとりましょう。肌に余分な皮脂や汚れが付着しているので、きちんと洗い流すようにしてください。

また、冬の寒い時期や冷暖房にあたって肌が乾燥してしまっている日は、いつもより洗顔時間を短くしましょう。洗顔料も保湿成分が含まれたものなどを選んで、洗顔による乾燥を防ぎましょう。

肌タイプ別

脂性肌の人やニキビができてしまった場合は、皮脂が過剰に分泌されていたり毛穴に皮脂汚れが溜まっている可能性があります。朝の洗顔時間は、少し長めの30秒程度を目安にしてください。

しっかり皮脂を落とすことを意識しながら、スピーディに洗顔をおこないましょう。

乾燥肌の人や冬の乾燥しやすい季節には、朝の洗顔時間を15秒程度にしましょう。肌にとって必要な皮脂まで洗い流さないように注意しながら、優しく素早く洗顔をおこなってください。

混合肌の人は、顔のパーツによって洗顔時間を変えてみるのがおすすめです。

皮脂の多いTゾーンから洗い始めて、Tゾーンは長めに洗顔し、乾燥しやすいUゾーンは短めに洗顔するといいですよ。

正しい洗顔のポイント5つ

ポイント1.クレンジングで化粧をきちんと落としておく

洗顔をする前に気をつけたいのが「クレンジング」です。メイクがしっかり落とせていないと洗顔の効果も半減してしまいます。

しかし、メイクを落とすためのクレンジング料は肌への負担が大きいです。クレンジングをおこなうさいもゴシゴシこすらず、クレンジング料をやさしく肌に馴染ませるようにメイクを落としていきましょう。馴染ませる時間は、40秒が目安です。

ポイント2.ぬるま湯で洗う

洗顔をおこなうさいには、32〜35度程度のぬるま湯を使いましょう。

高い温度のお湯で洗顔をすると顔がさっぱりして気持ちいいですよね。しかし、皮脂は高温で溶けやすいので、高い温度のお湯ですすぐと肌に必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。

逆に、冷水で洗顔すると皮膚の温度が下がってしまい、血流が滞りやすくなります。血流が悪くなると、老廃物が溜まりやすくなりニキビやくすみの原因になります。

肌トラブルを防ぐためにも、洗顔をおこなうさいの水の温度にも気をつけましょう。

ポイント3.洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料をきちんと泡立てずに使用すると、手と顔の皮膚同士の摩擦が刺激となって肌に負担がかかりやすくなります

泡が肌につくだけで皮脂や汚れはどんどん吸着されるので、ごしごし洗う必要はありません。

洗顔料を泡立てるのが苦手な人は、市販の泡立てネットの使用や泡で出てくるタイプの洗顔料もおすすめです。

ポイント4.皮脂の多いTゾーンから洗う

洗顔料の泡が肌についた瞬間から、皮脂は吸着されています。皮脂の少ないUゾーンから洗い始めるとほかの部分より洗顔料が肌にのっている時間が長く、乾燥しやすくなってしまいます。

以下の順番で洗顔料をのせてください。

  1. Tゾーン(おでこ、鼻)
  2. 頬から口まわり
  3. 目の周り

もっとも皮脂の分泌が多いTゾーンから洗いはじめて、目元や唇など皮膚の薄いパーツは軽く抑える程度に洗いましょう。

ポイント5.洗顔料をきちんと洗い流す

洗顔料のすすぎ残しは、肌の炎症などトラブルを引き起こす原因のひとつです。

洗顔料をどんなにきちんとすすいだつもりでも、凸凹した小鼻のまわりやフェイスラインなどに泡が残ってしまうことがあります。

洗顔料が残ったままだと肌に刺激を与えてしまい、肌荒れの原因になります。鏡で確認をしながら、すすぎ残しのないように注意しましょう。

ポイント6.こすらず水分を拭き取る

洗顔後に、タオルなどでゴシゴシと顔を拭いてしまうと肌表面を傷つける原因になります。

顔の水分をふき取るさいには、ぽんぽんと上から優しく顔を押さえるようにしてなるべく肌に摩擦を与えないようにしましょう。

タオルを選ぶ際にもなるべく肌に負担の少ない柔らかいコットン素材などを選ぶのもおすすめです。

まとめ|正しい洗顔時間を知りおしゃれをもっと楽しもう

正しい洗顔時間や、洗顔のさいに注意すべきポイントを解説しました。

洗顔は毎日おこなうスキンケアですし、化粧水や美容液などの浸透をよくするためにも大切なステップです。正しい洗顔時間を守ることで、肌にとってたくさんのメリットがあります。

メイクのりをよくするためにも、洗顔をはじめとしたスキンケアを正しくおこなうことが大切です。ポイントをしっかりおさえることで、メイクのりのいい肌を手に入れておしゃれをもっと楽しみましょうね。

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