泡洗顔の正しい使い方まとめ|洗顔をするコツは?

毎日おこなう洗顔ですが、肌の汚れを落とすことはもちろんですが、肌トラブルを予防する意味でもおこないます。しかし、日課になっていてとりあえずしている人も少なくありません。

美肌になりたい人や、毛穴トラブル・肌トラブルを改善したいなら、泡洗顔がおすすめです。通常の洗顔よりも、毛穴の汚れを落としやすくおすすめです。

この記事では、泡洗顔の使い方とやり方にフォーカスして、どのような効果が実感できるのか紹介します。

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな
目次

泡洗顔の正しい使い方・洗顔方法

泡洗顔は、通常の洗顔とは異なり、泡をおもに使うクレンジング方法です。通常の洗顔フォームで洗うよりも泡で洗うことで、濃密な泡が毛穴の汚れや皮脂を吸い取ってくれます。

正しい洗顔をすることで、美肌をサポートしてくれます。使い方・洗顔方法は、以下のとおりです。

【泡洗顔の正しい使い方・洗顔方法】

  1. 手をよく洗って顔を32度程度のぬるま湯ですすぐ
  2. 洗顔料を泡立てる
  3. 皮脂が多いTゾーンを洗う
  4. ニキビができやすいUゾーンを洗う
  5. 皮膚が薄い場所を丁寧に洗う
  6. ぬるま湯でしっかり洗い流す
  7. 清潔なタオルでふき取る

泡洗顔は、さまざまな肌トラブルをサポートします。

ぜひ参考にしてください。

1.手をよく洗って顔を32度程度のぬるま湯ですすぐ

まず、泡洗顔をする前に手についている汚れを洗い流しましょう。汚れた状態で泡洗顔をすると、泡や肌に雑菌が付着して、効果を十分に得られない可能性があります。そのため、まずは手を洗って清潔にすることが大切です。

その後、すぐに洗顔をしたいところですが、乾燥した肌に直接フォームを塗ることはNG。いくら泡にしても、肌にうるおいがない状態でフォームを塗ると、肌を傷つけます。

洗顔をする場合は、32度程度のぬるま湯で顔をすすいでからにしましょう。

ぬるま湯で顔をすすぐと、毛穴が開いて毛穴の汚れも落としやすくなります。

2.洗顔料を泡立てる

ぬるま湯で肌を濡らしたら、洗顔の準備に移ります。クリームやフォームタイプの洗顔料の場合、泡立て器やネットを使って泡を作っていきます。この際、中途半端に泡を作って洗顔をすると、肌を傷つけてしまうことになるので注意が必要です。

泡の作り方は各商品に書かれていますが、ぬるま湯とあわせると簡単にできます。

肌に塗る際の目安は、泡を手に取って逆さにしたときに、落ちずに手についていればOKです。

濃密泡は毛穴の汚れを落としやすく、奥に詰まった古い角質やメイク汚れなども落とします。また、濃密泡は皮脂を吸着する効果もあります。

泡立てたほうが使いやすいので、しっかり泡立てましょう。

3.皮脂が多いTゾーンを洗う

泡洗顔では、洗顔する順番があります。まず洗うのは、皮脂がもっとも多いTゾーンから洗います。

Tゾーンはおでこから鼻にかけての部分で、顔のテカりの原因にもなるので、徹底して洗いましょう。洗うさいは、こすらないように泡を優しく肌にあてるように洗っていきます。

泡を角質層に浸透させて、転がしながら洗うようにします。Tゾーンをクレンジングしていると、泡が吸着している感じがして気持ちいいです。

しっかり汚れが落ちていることを実感しながら、洗顔しましょう。

4.ニキビができやすいUゾーンを洗う

Tゾーンが終わったら、Uゾーンの洗顔をおこなっていきます。Uゾーンとは、頬から顎にかけての部分であり、Tゾーン同様に皮脂が分泌しやすい箇所です。

また、ニキビや吹き出物ができやすい場所でもあるので、念入りに洗っていきましょう。UゾーンもTゾーン同様に、擦らないように洗っていきます。

Uゾーンが洗い終わったら、毛穴に泡を浸透させていきましょう。指を使って、円を描くように洗っていきます。

念入りに洗うことで、肌トラブルや毛穴トラブルを予防できます。

5.皮膚が薄い場所を丁寧に洗う

Uゾーンのあとは、顔の皮膚が薄い部分を丁寧に洗っていきます。口元や目元は肌荒れしやすい部分なので、とくに優しく洗いましょう。

残っている泡を使って、優しく触れる程度にクレンジングします。

こちらも、こすると肌荒れの原因になるので注意が必要です。泡を転がしつつ、指を使って優しく洗います。

デリケートな場所のクレンジングが終わったら、洗顔は終了です。

6.ぬるま湯でしっかり洗い流す

洗顔料である程度汚れを落としたら、ぬるま湯ですすいでいきます。しかし、泡洗顔は泡を大量に使うので、まずは泡を落としましょう。

ある程度顔の泡が落ちたら、以下の流れで洗い流していきます。

【泡洗顔で洗い流す手順】

  1. 肌についている泡をある程度落とす
  2. ぬるま湯ですすいで泡を落とす
  3. 泡が残らないように丁寧に洗い流す

泡を洗い流す時も、やさしくすすぐことが大切です。すすぎ残しで泡が残ってしまうと、肌トラブルや毛穴トラブルになります。

そのため、確実に洗い流せるように念入りにすすぎましょう。

7.清潔なタオルでふき取る

洗顔が終わったら、濡れた肌を清潔なタオルで水分を拭き取ります。この際も、こすらないようにふき取りましょう。

顔にタオルをあてて、水分を吸着させるようなイメージです。

これまでが、泡洗顔の流れです。通常のクレンジングよりもしっかり汚れを落とせるので、普段の洗顔に満足していない人にはおすすめです。

また、クレンジング後は肌が乾燥している状態なので、化粧水や乳液などで保湿しましょう。

泡洗顔をする際のコツ

泡洗顔をする際は、以下のコツを意識しましょう。

【泡洗顔をする際のコツ】

  • 惜しまずに大量の泡で洗う
  • こすらず優しく洗う
  • 短時間で済ませる

泡洗顔は、少量の洗顔料でも泡立つのでコスパはよいです。濃密な泡を肌に吸着させると、その分美肌に導いてくれます。

惜しまずに多めの泡で洗う

泡洗顔では、もったいないくらいに多めの泡を使って洗いましょう。せっかく泡洗顔をしているので、肌を摩擦しないように洗うことが大切です。

仮に、泡の量が少なかったり、中途半端に泡立っていたりすると、クレンジングしているときに肌が摩擦されてしまいます。泡洗顔は、あくまでも「泡」で洗顔します。

泡が毛穴や角質の汚れを落とすので、隅々まで泡が浸透するように、丁寧に泡立てることが大切です。使い方でも紹介しましたが、手を逆さにして落ちないほどの密度が洗顔の合図です。

量は、両手に乗るくらいがベストなので、泡立て器を使って泡立てていきましょう。

こすらず優しく洗う

泡洗顔では、こすらずに洗うことが鉄則です。洗顔と聞くと、フォームを肌に塗ってこするような使い方が一般的ですが、泡洗顔は肌に泡を密着させます。

濃密な泡は皮脂を吸着する効果があるため、もっとも皮脂が出やすいTゾーンに泡をのせて、毛穴の汚れをとっていきます。そして、Tゾーンが終わったら全体に泡を密着させる使い方をしましょう。

また、泡のタイプによって洗顔のやり方を変えられることも、泡洗顔の特徴の1つ。

【泡のタイプで変えられる泡洗顔の方法】

  • もっちりタイプの弾力泡:肌に泡を押さえつけるように洗う
    →泡の弾力によって汚れを吸着する
  • やわらかタイプの泡:肌に優しくなじませて洗う
    →毛穴に泡を浸透させて汚れを落とす

泡の状況に応じて、使い分けると効率よく泡洗顔ができます。

短時間で済ませる

泡洗顔は、泡が肌に吸着することや、優しく肌を包み込むことから、思わず長時間する人もいます。しかし、通常の洗顔同様、泡洗顔でも長時間のクレンジングは推奨されていません。必要なクレンジングが終わったら短時間で済ませるようにしましょう。

ちなみに、長時間泡洗顔をすると以下のようなデメリットがあります。

【泡洗顔を長時間するデメリット】

  • 肌の皮脂を余分に吸着する
  • 乾燥肌気味になる
  • 肌荒れの原因になる

泡洗顔はあくまでも洗顔であり、パックではありません。そのため、通常の洗顔同様の時間で済ませましょう。

失敗しないための泡洗顔の選び方

泡洗顔では、洗顔料を選ぶ必要があります。洗顔料次第では、満足できる泡洗顔ができないこともあるため、選び方を把握しておきましょう。

【失敗しないための泡洗顔の選び方】

  • 肌質にあう洗顔料を選ぶ
  • 泡の密度で選ぶ

泡洗顔といっても、通常の洗顔料と選び方は変わりません。泡洗顔に興味がある人は、それぞれ参考にしてください。

肌質にあう洗顔料を選ぶ

泡洗顔は、泡を肌に密着させて汚れや古い角質などを取り除いてくれます。泡タイプなので肌に優しいと思う人もいますが、個人差があります。

泡にしたところで、肌に合わない人はいるので、様子を見ながら使いましょう。

また、肌質にあう洗顔料を選ぶことも大切です。オイリー肌の人は、オイルフリーの洗顔料を選んだほうがよいです。

逆に、乾燥肌の人は、ヒアルロン酸やビタミンCが配合しているような洗顔料がおすすめです。洗顔といっても、肌が活発になる成分や、美肌をサポートしてくれる成分が入っていれば、肌トラブルも予防できますからね。

自分の肌の状況を確かめて、洗顔料を決めていきましょう。

泡の密度で選ぶ

泡洗顔は、洗顔料によって泡の密度が異なります。密度が高い泡ほど、肌に吸着するので、その分毛穴の汚れも落としやすいです。

クリームタイプの洗顔料で、自分で泡立てるようなものは泡密度が高いのでおすすめです。肌に吸着するもっちりとした泡を求めているなら、使って損はありません。

逆に、ポンプタイプの洗顔料は、クリームタイプに比べてもっちりしていません。そのため、吸着させて汚れを落とすというよりは、毛穴になじませて使うようなイメージですね。

どちらにもメリットがあるので、自分の肌質や手間などを考えて選ぶことをおすすめします。

肌質別!泡洗顔をする際の注意点

泡洗顔をする際、肌質別で注意点があります。場合によっては、症状が悪化することもあるため、注意が必要です。

肌質にあった正しい泡洗顔をして、美肌をサポートしましょう。

オイリー肌

オイリー肌の人が泡洗顔をする際は、ほどほどにしましょう。とくに、泡密度が高いもっちりタイプの洗顔料だと、皮脂を必要以上に吸着してしまいます。「オイリー肌が解決しそう」と思う人もいますが、実は逆効果です。

適度な泡洗顔ならOKですが、やりすぎてしまうと、肌が乾燥気味になります。乾燥肌になると、肌に皮脂を分泌しようと作用するので、オイリー肌が悪化することも…。

そのため、肌に負担をかけない程度に、適切な量と時間で泡洗顔をしましょう。

乾燥肌

乾燥肌の人は、保湿成分が入っている洗顔料を使うことをおすすめします。それも、もっちりタイプの洗顔料よりも、ポンプタイプのサラサラ系のほうがいいですね。

もっちりタイプの洗顔料は、皮脂を吸着する効果があります。肌の余分なものや汚れを隅々まできれいにしてくれることはいい点ですが、乾燥肌の人の場合、肌の負担になる可能性が高いです。

長時間泡洗顔をしてしまうと、肌の油分を必要以上に吸着してしまい、乾燥肌が悪化してしまいます。そのため、洗顔は20~30秒程度にして、洗顔後の保湿に力を入れましょう。

泡洗顔とあわせて使いたいスキンケア用品

泡洗顔では、毛穴の汚れを隅々まで洗い流せるので、肌を清潔な状態に保てます。しかし、そこに炭酸パックを加えると、さらなる美肌をサポートしてくれます。炭酸パックは、ジェルやパックに炭酸が配合したパックのことです。

洗顔後に使うと、肌を以下のように導いてくれます。

【炭酸パックの効果】

  • めぐりがアップする
  • 肌のくもりを予防できる
  • いきいきとした肌になる
  • 肌が活発になる
  • 抗炎症作用(薬用有効成分が配合されている場合)

ヒアルロン酸が配合しているものもあり、美肌へとさらにステップアップできます。使い方は簡単で、洗顔の後にパックをして10分程度放置するだけ!

パック後は、肌が乾燥している状態なので、化粧水と乳液を角質層に浸透させて肌にうるおいをアップさせましょう。

数ある炭酸パックがあるなかでおすすめしたいのは、ユレイル・スパークリングパックです。ジェルタイプになっており、薬用成分が配合しているため、抗炎症作用もあります。

泡洗顔をして、さらに炭酸パックによって角質層にあるミクロレベルの汚れを除去して、より清潔な肌を保っていきましょう。

また、ガスタイプのUrar CREAMY BUBBLE WASHもおすすめです。

こちらは、ガスタイプの泡洗顔であり、泡立ての手間は一切なく、ホイップクリームのような微細な泡で洗顔ができます。時短をしつつ、泡洗顔で肌を清潔な状態に導きたいなら、使用しましょう。

まとめ

普段の生活で洗顔をしていても、汚れが落ちていないことはよくあります。しかし、泡洗顔は毛穴や角質層に泡を浸透させることで、隅々まで汚れを洗い流してくれます。

そのため、泡洗顔は以下のような人におすすめです。

【泡洗顔がおすすめな人】

  • 普段の洗顔に満足していない人
  • 毛穴の汚れをごっそり落としたい人
  • 美肌をサポートしてほしい人
  • いきいきとした肌を手に入れたい人

このような人は、今日からでも泡洗顔を始めるとよいでしょう。

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