泡洗顔が肌に悪いってほんとう?泡洗顔のデメリットや正しい使い方を解説

泡洗顔は、毛穴の汚れを隅々まで洗い流してくれるため、肌を清潔な状態に保ちたい人にはおすすめです。しかし、なかには「泡洗顔は肌に悪い」と考えている人もいます。

今回は、泡洗顔が本当に肌に悪いのか、泡洗顔が導いてくれる効果などを紹介するので、参考にしてください。

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな
目次

泡洗顔は肌に悪い?

泡洗顔は、肌に悪いと言われることがありますが、必ずしもそうではありません。むしろ、泡洗顔は通常の洗顔に比べると、肌に負担をかけることなく洗顔できるため、肌にはうれしいです。

しかし、状況次第では肌に悪影響を及ぼすため注意しましょう。おもに、泡洗顔が肌に悪いといわれている理由は、以下のとおりです。

【泡洗顔が肌に悪いといわれている理由】

  • 洗顔のし過ぎてしまうから
  • 刺激成分が含まれている洗顔料を使ってしまっているから
  • 十分に洗い流していないから

これらを予防することで、正しい泡洗顔ができます。肌を清潔に保つためにも、それぞれ意識しましょう。

洗顔のし過ぎ

泡洗顔は、泡がきめ細かく濃密で吸着するため、思わず長時間使用したくなります。それに、「泡=優しい」というイメージがありますからね。

しかし、泡洗顔でも配合されている成分は、通常の洗顔料とほとんど変わりません。そのため、長時間洗顔をすると、皮脂を必要以上に落としてしまいます。

結果として、肌が乾燥する原因になってしまい、肌トラブルを引き起こしてしまうことも…。このことから、「泡洗顔=肌に悪い」という認識の人もいるわけです。仮に、泡洗顔をする場合は、適切な手順・方法で洗顔をすることが大切です。

刺激成分が含まれている洗顔料を使っている

泡洗顔に限った話ではありませんが、洗顔料には人によっては肌に悪影響を及ぼす可能性がある刺激成分が配合していることがあります。これらの成分が、肌や角質層に浸透すると、肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。

具体例をあげると、以下のとおりです。

【泡洗顔に配合している可能性がある刺激成分】

  • 石油系の界面活性剤(ラウリル)
  • 香料や着色料
  • アルコール

石油系の界面活性剤は、食器用洗剤や洗濯用洗剤などにも含まれている成分です。これらの成分は、肌に非常に刺激となって悪影響を及ぼすことがあります。敏感肌の方が洗顔料を選ぶ際は刺激成分が入っていないような、肌に優しいものを選びましょう。

十分に洗い流していないから

泡洗顔に限らず、洗顔をする際に、洗顔料を十分に洗い流さないと肌にダメージを与えてしまいます。洗顔料が肌に残ると、乾燥の原因になったり、刺激が加わったりするからです。

また、洗顔後の洗顔料は、肌の皮脂や汚れが吸着されている状態で、非常に汚れています。洗い流しが足りずに、洗顔料を肌に付着したまま固まってしまうと、毛穴に汚れが詰まってしまいます。

せっかくきれいに洗顔した肌が、洗い流さなかったことによって台無しになってしまうので、必ず洗い流しましょう。

泡洗顔が導いてくれる効果

洗顔は肌をきれいにする反面、肌をこすってしまうと摩擦から肌を傷つけてしまうことがあります。しかし、泡洗顔なら摩擦を極力させずに洗顔できるため、肌に余計な負担をかけずにすみます。

実際、肌に吸着するくらい泡立てた泡を肌に塗布すると、ほとんど手でこする必要はありません。肌にあててなじませるだけでも、毛穴の汚れを吸着してくれます。

もちろん余分な皮脂やメイクの汚れなども吸着してくれるので、しっかり洗浄ができます。

また、ニキビやふきでものの肌トラブルがある人でも、泡洗顔は効果的です。肌に過度な刺激を与えることなく、やさしく洗顔できるので、肌に加わるダメージも少ないです。

そのため、肌を清潔な状態に保ちたい人には非常におすすめな洗顔方法です。

肌を悪くしない泡洗顔の正しい使い方

泡洗顔は、正しいやり方でおこなえば、肌トラブルを予防し、いきいきとした肌に導いてくれます。そのため、以下のやり方で意識しましょう。

【肌を悪くしない泡洗顔の正しいやり方】

  1. ぬるま湯で軽く洗顔する
  2. 洗顔料を泡立ててTゾーンを洗う
  3. Uゾーンを洗う
  4. 泡をすすいで洗い流す

これらの流れが、泡洗顔の正しいやり方です。肌の悩みを抱えている人は、参考にしてください。

1.ぬるま湯で軽く洗顔する

泡洗顔をする際は、洗顔料で洗う前にぬるま湯で軽く洗顔しましょう。肌が乾燥した状態で洗顔料をつけてしまうと、肌に刺激を与えてしまいます。その状態で洗顔を続けると、肌トラブルにもなるため注意が必要です。

そのため、洗顔する前に軽くぬるま湯で洗顔することが大切です。温度は32度程度がベストです。

また、ぬるま湯で洗顔をすると、毛穴が開いた状態になります。その状態で泡洗顔をすれば、毛穴の汚れを隅々まで吸着してくれます。

2.洗顔料を泡立ててTゾーンを洗う

ぬるま湯で洗顔をしたら、Tゾーンを洗いましょう。Tゾーンは、顔でもとくに皮脂や汚れがたまりやすい部分で、念入りに洗う必要があります。

しかし、汚れがたまっているからと言って、ごしごし摩擦するように洗うことはNGです。泡洗顔でも、毛穴に泡を吸着させるように、押さえるようにして洗いましょう。

その際は、泡立てた泡をたっぷり使います。泡立ての目安は、手にとって逆さにしたときに、落ちないくらいの濃密さです。

肌に吸着させつつ、皮脂やメイク汚れなどを徹底的に落としましょう。

3.Uゾーンを洗う

Tゾーンを洗った後は、Uゾーンを洗います。Uゾーンは、頬から顎にかけてのことで、Tゾーン同様に毛穴があるため汚れがたまりやすいです。そのため、Tゾーンを洗ったときと同様に、泡を毛穴に吸着させるように優しく洗いましょう。

洗う時間は、Tゾーン・Uゾーン併せて3~4分程度を目安にします。長時間の洗顔は、泡洗顔といえども、肌に刺激を与えてしまう可能性があるので要注意です。場合によっては、皮脂を必要以上に洗い流してしまうこともあり、乾燥肌の原因にもなります。

適切な時間と適切な方法で、洗顔をして肌トラブルを予防しましょう。

4.泡をすすいで洗い流す

TゾーンとUゾーンの洗顔が終わったら、泡を洗い流します。しかし、泡が大量についている状態で洗い流すと、肌を摩擦する可能性があるため、まずは泡だけ軽く手に取って流します。

そのあとに、32度ほどのぬるま湯を使って、洗い流しましょう。その際も肌をこすらないように気を付けつつ、すすぐように洗うことが大切です。

泡を洗い流したら、肌が清潔な状態になります。ただ、肌が乾燥した状態でもあるため、化粧水や美容液で保湿しましょう。肌にうるおいを与えることで、乾燥肌を防ぎます。

そして、保湿をした後は化粧水や美容液の蒸発を防ぐために、乳液やクリームで肌をカバーします。乳液は、肌の水分の蒸発を防ぐほか、適度な油分をプラスして、つるるん肌に導いてくれます。

この方法で泡洗顔をおこなえば、肌に悪い影響を及ぼすことはありません。

泡洗顔の洗顔料を選ぶ際のポイント

泡洗顔がんをする際、洗顔料を選ぶなら以下のポイントを意識しましょう。

【泡洗顔の洗顔料を選ぶポイント】

  • 濃密あわの洗顔料を選ぶ
  • 界面活性剤不使用の洗顔料にする
  • 乾燥肌を防ぐために保湿成分が入っているものを選ぶ

これらを意識すると、肌に悪い影響を及ぼすことなく、丁寧な洗顔ができます。

濃密泡の洗顔料を選ぶ

泡洗顔をするさい、濃密泡の洗顔料を選びましょう。泡洗顔の洗顔料をざっくり分類すると、以下の二つになります。

【泡洗顔のタイプ】

  • ポンプタイプ:ポンプを押すだけで泡が出てくる
    →すぐに使えるがあまり濃密ではない
  • クリームタイプ:クリームを出して自分で泡立てるタイプ
    →泡立ての手間はあるが濃密で肌に吸着する
  • ガスタイプ:ガス入りのスプレーできめ細かい泡が出てくる
    →泡立ての手間もなくホイップクリームのようにきめ細かい泡が特徴

どれも泡洗顔料に変わりはありませんが、毛穴の汚れをより丁寧に落としたいなら、クリームタイプやガスタイプの洗顔料がおすすめです。濃密な泡が肌に吸着して、汚れを落としてくれます。

泡が濃厚であればあるほど、汚れを吸着してくれるので、洗顔料に選びましょう。

界面活性剤不使用の洗顔料にする

洗顔料には、発泡剤として界面活性剤が含まれているものがあります。そのなかでも、石油系の界面活性剤が含まれている洗顔料には注意しましょう。

石油系の界面活性剤は、前述したように食器用洗剤などにも配合されており、角質層に浸透することで、肌バリアを阻害する恐れがあります。肌に強い刺激を与えるだけではなく、肌トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

そのため、肌に悪い泡洗顔を防ぐためにも、界面活性剤が含まれていないものや、無添加の洗顔料を選ぶようにしましょう。

乾燥肌を防ぐために保湿成分が入っているものを選ぶ

泡洗顔は肌に優しいとはいえ、していることは普通の洗顔と変わりません。そのため、洗顔後は肌が乾燥します。

洗顔後にスキンケアをすれば問題ありませんが、より保湿したいなら保湿成分が配合している洗顔料を使うとよいでしょう。具体的には、以下のとおりです。

【洗顔料に含まれる保湿成分の例】

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • ビタミンC

これらの成分は、いきいきとした肌にさせるだけではなく、肌のめぐり向上にもつながります。さらに、角質層への浸透をサポートしてくれる成分でもあるので、洗顔料選びの一つの基準にしましょう。

まとめ

洗顔料は肌に悪いという声もありますが、実際はそうではありません。むしろ、普通に洗顔をするよりも摩擦を軽減するため、肌に優しいです。

しかし、間違ったやり方で泡洗顔をしたり、長時間洗顔をしたりすると、肌トラブルを引き起こしてしまうので注意しましょう。

そのため、紹介した正しいやり方で洗顔しつつ、洗顔後にスキンケアをするなどして対策しましょう。

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