「顔がくすんで暗く見える」
「くすみは年齢のせいかも？」
「くすみを改善する方法を知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
肌がくすんでいると、元気がなく、老けて見えてしまいます。明るい印象になるには、まず肌のくすみを改善することが大切です。くすみを改善すれば、若々しい印象を取り戻せます。
くすみには5つの原因があり、それぞれに合った改善方法をチェックしておかないと効果を実感できないことも。あなたのくすみの種類を見極めて、適した方法で改善しましょう。
この記事では、くすみを改善したい方に向けて以下のポイントを解説します。
- くすみの原因と種類
- 肌のくすみを改善する方法
- くすみを改善するためのスキンケアのコツ
くすみのせいで肌が暗くて老けた印象を改善したいという方は、最後までご覧ください。
くすみの5つの原因と種類
くすみには、それぞれ原因があり以下のように種類も異なります。
- 乾燥によるグレーのくすみ
- メラニンによる茶褐色のくすみ
- 血行不良による青ぐすみ
- 糖化による黄ぐすみ
- 古い角質による角質肥厚ぐすみ
くすみの種類を見極めないと、改善方法もわからないまま。肌のくすみが気になる方は、原因と種類をチェックして、自分の症状をチェックしておきましょう。
乾燥によるグレーのくすみ
肌が乾燥していると、凸凹ができて光を反射しづらくなりくすんで見えます。潤っている肌は透明感があり光を反射するので明るく見えますが、乾燥している場合は反射しないので暗くグレーに見えることも。
最近顔色が暗いと感じる方は、乾燥でくすんでいるのかもしれません。白い粉を吹いていてカサついている場合は、乾燥によるくすみだと考えられます。乾燥によるくすみを改善するためには、保湿を徹底しましょう。
メラニンによる茶褐色のくすみ
紫外線や摩擦でメラニンが肌に付着すると、茶褐色にくすんで見えます。ターンオーバーが乱れてメラニンが排出されないままになると、肌がくすんで見えることも。本来メラニンは紫外線から肌を守る役割がありますが、過剰に排出されるとくすみになってしまうのです。
茶褐色のくすみを感じる場合は、紫外線対策が不十分かもしれません。茶褐色のくすみを改善するためには、定期的に日焼け止めクリームを塗って、紫外線から肌を守りましょう。
血行不良による青ぐすみ
血行不良だと、血管が目立って青くくすんで見えます。血流が悪くなると、酸素や必要な栄養素が届かないため血液を黒くしてしまい、肌が青く見えるのです。特に、クマやむくみが気になる方は血行不良が原因かもしれません。
目の周辺は皮膚が薄く血管が透けて見えやすいため、青くくすんでしまいがちです。血行不良を改善するためには、マッサージを取り入れるのがおすすめ。ホットタオルで顔を温めてから、しっかりマッサージすることで血流が改善されて青ぐすみを改善できます。
糖化による黄ぐすみ
糖化とは、体内でタンパク質と余分な糖が結びついて、老化物質を生成する反応のことです。糖化が起こると、全身の老化を促進させるため、肌にシワができたりたるんだりする原因に。
顔色が黄色く感じるという方は、糖化が原因かもしれません。糖化は、肌の老化だけではなく疾患のリスクも上げるため、糖分の多い食事を控え生活習慣を整えることが大切です。
顔色が黄色くくすんでいると感じる場合は、糖分を摂り過ぎていることがあるので、食生活を見直してみましょう。
古い角質による角質肥厚ぐすみ
古い角質が溜まって厚くなると、肌にごわつきが出て暗くくすんでしまいます。本来ターンオーバーで排出される予定だった皮脂や角質が肌にとどまるため、ごわついてしまうのです。角質肥厚によるくすみは、洗顔や生活習慣の乱れが原因です。
肌がごわついてくすんで見えるという方は、洗顔でしっかり汚れを落とせているか再度確認してみてください。生活習慣が乱れていると、ターンオーバーが正常な周期ではなくなるため、くすみの原因になることも。
肌の状態を振り返って、くすみの原因を見極めましょう。
肌のくすみを改善する方法5選
肌のくすみを改善するためには、以下の5つの方法を取り入れてみてください。
- マッサージを取り入れる
- 睡眠の質を上げる
- 紫外線対策を怠らない
- バランスのよい食事を意識する
- 適度に身体を動かす
くすみの種類によって原因は異なりますが、5つの方法をチェックしておけば改善できます。
マッサージを取り入れる
顔の血行不良によるくすみは、マッサージで温めましょう。特にくすみが青っぽいときに有効です。忙しくて時間が取れないという方は、簡単に取り入れられる下のマッサージ方法がおすすめ。
- ほおで大きく円を描く
- 口角を引き上げる
- 小鼻を引き上げる
- 額で大きく円を描く
- 目の周りは、優しく円を描く
- 最後にこめかみを押して完了
このマッサージ方法なら、繰り返し行っても10分程度なので忙しい方でもすぐに実践できます。しっかりケアしたい方は、顔全体や首に分けてくるくると回すように肌をマッサージしましょう。
マッサージするときは、肌を摩擦から守るためにクリームを使ってください。毎日マッサージすると、顔の血流がよくなりくすみが改善されます。
睡眠の質を上げる
糖化や角質によるくすみは、睡眠の質を上げると改善されます。睡眠の質は生活習慣にも直結しており、見直すことで肌の状態だけではなく食欲の乱れも抑えられます。特に、就寝前にスマートフォンを触ってしまう方は要注意。
以下のポイントを見直して、睡眠の質を上げられるようにしましょう。
- 就寝前のブルーライトをカットする
- 飲酒を控える
- 室温は18～25℃に保つ
- 夕飯はバランスよく摂取する
- 運動は就寝の2時間前までにする
睡眠の質を見直せば、生活習慣も改善するので、まずは環境を整えてみてください。
紫外線対策を怠らない
茶褐色のくすみは、紫外線対策が万全ではないために起こります。くすみのほかにもシワやたるみの改善も期待できるので、室内にいるときでもしっかり対策しましょう。正午前後は太陽の位置が高く紫外線の量も増えるので、特別な用事がなければ外出しないのがおすすめ。
外出する場合は、日傘や帽子を使って対策してください。日焼け止めクリームは朝塗るだけでは、一日中効果を実感できません。UVカット効果を保つためには、2～3時間で塗り直すと紫外線対策できます。
バランスのよい食事を意識する
糖化や古い角質が原因のくすみには、バランスのいい食事が欠かせません。栄養バランスを整えることで、規則正しい生活習慣を送れるようになります。特に糖化は糖分を摂り過ぎている状態なので、一日の目安の摂取量をチェックするのがおすすめ。
厚生労働省の「「日本人の食事摂取基準」（2020年版）」によると、糖質は一日の総摂取カロリーの50〜65％が目安。一日1,000kcalを目安に食事メニューを考えてみましょう。
適度に身体を動かす
血行不良や古い角質が原因のくすみは、適度に身体を動かす習慣を作ることが大切です。身体を動かして血流を促進させましょう。身体を動かす習慣がない方は、買い物や掃除するのもおすすめ。
少しずつ慣れてきたら、ウォーキングしてみてください。すきま時間にウォーキングすることで、血流を促進するだけではなく基礎代謝の向上も期待できるので、生活習慣の乱れを予防できます。
肌のくすみを改善するためのスキンケアの3つのコツ
肌のくすみを改善するためには、以下の3つのポイントを抑えた上でスキンケアしてみましょう。
- 洗顔をやり過ぎない
- しっかり保湿する
- 美白ケアを取り入れる
どのくすみもスキンケアを見直すことで、症状が改善する場合も。しっかりチェックして肌のくすみを改善しましょう。
洗顔をやり過ぎない
くすみは乾燥が原因の場合もあるため、過度な洗顔はNGです。クレンジングでしっかり汚れを落とすことは大切ですが、やり過ぎると摩擦が起こって肌が乾燥する原因に。肌をこすらないように優しく洗顔するのがポイントです。
熱いお湯も肌には刺激になるため、34℃前後のぬるま湯で洗顔しましょう。クレンジングでは汚れを落とすことを意識し、洗顔中はマッサージするように優しく顔の外へ向かって円を描く洗い方がおすすめ。
汚れを落とさなければならないと感じて、過度な洗顔をするのはくすみを改善できないので注意してください。
しっかり保湿する
乾燥が原因のくすみには、徹底的な保湿が大切です。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れて、角質によるくすみの原因に。潤いのある肌になるためには、保湿の方法を見直してみましょう。
洗顔するとすぐに乾燥してしまうので、時間を置かず化粧水を肌にしみこませることが大切。叩き込むと肌への刺激になるので、優しくしみこませてください。特に乾燥が気になる部分があれば、美容液を使用するのもおすすめです。
しっかり保湿したら乳液で蓋をします。さらにクリームで潤いを閉じ込めると、しっとり感が長時間持続します。
美白ケアを取り入れる
メラニンによるくすみには、美白ケアを取り入れるのがおすすめ。美白成分が入ったものを使うと透明感のある肌になるでしょう。おすすめの美白成分は以下の3つです。
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- アルブチン
継続して使うと、少しずつ透明感のある肌に変化していきます。メラニンが原因で茶褐色のくすみがある場合は、スキンケアの中に美白ケアもあわせて取り入れてみてください。
肌のくすみを改善して明るい顔色を取り戻そう
肌のくすみは乾燥やメラニンなど、複数の原因があります。それぞれに合った改善方法を知らないと、なかなか効果が出ずスキンケアをおろそかにしてしまうことも。まずは、自分のくすみの種類や原因を知ることが大切です。
マッサージや紫外線対策でくすみを改善できるので、気になる方は今日から取り入れてみてください。スキンケアを見直すと、透明感が出てくすみが改善できる場合もあります。
肌のくすみを改善すれば、以前のように明るく透明感のある肌を取り戻せるでしょう。
