鏡を見るたびに、毛穴の目立つ鼻が気になる人も多いのではないでしょうか。鼻は顔の中心にあるパーツなので、ついつい目がいってしまいますよね。
いちご鼻が気になりつつも「仕方がない」と、改善するのを諦めていませんか?じつは、正しい洗顔をすることによりいちご鼻を解消できるのです。
この記事では、いちご鼻のおもな原因から改善方法、間違ったケアまで解説します。ツルツルすべすべの肌を手に入れて、毎日のメイクをさらに楽しみましょう。
いちご鼻とは?
いちご鼻とは鼻の毛穴に角栓が詰まり、いちごの種のように黒く見える状態のことです。初期症状では、角栓が白いためあまり目立ちませんが、酸化によって次第に角栓が黒ずむと目立ってしまいます。
角栓は鼻以外の場所にもできますが、鼻は毛穴が大きく皮脂分泌も活発な部位なので、とくに角栓ができやすく目立ちやすいのです。
いちご鼻のおもな原因|角栓の毛穴詰まり
いちご鼻のおもな原因は、毛穴に詰まった角栓です。角栓は、皮脂や古い角質などが毛穴の中で混ざり合って凝固したものです。きちんと落とさずにそのまま放置してしまうと、大きくなったり黒ずんだりして目立つようになります。
角栓ができる原因は、乾燥や生活習慣の乱れなどによる皮脂の過剰分泌、肌のターンオーバーの乱れなどが挙げられます。また、洗顔やクレンジングなどが不十分で、メイクが落としきれていないことが原因の場合もあります。
いちご鼻の改善方法4選
いちご鼻は、自分でおこなうケアでは改善できないと諦めている人も多いのではないでしょうか。しかし、正しくケアをすることにより、つるつるすべすべの肌を手に入れることができるのです。
いちご鼻の改善方法を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。自分にとって無理なくおこなえるものから、取り入れていきましょう。
1.メイクを早めに落とす
帰宅したら、なるべく早くメイクを落とすようにしましょう。ファンデーションなどに含まれる鉱物油は、ほこりがつきやすく角栓の原因になります。
また、長時間メイクをしたままでいるとメイクの油分が酸化してしまい、黒ずみの原因となるのです。
2.正しい洗顔
毎日おこなう洗顔は、ポイントをしっかりとおさえて正しい方法で続けることにより、いちご鼻の予防にもつながります。
正しい洗顔方法は、以下のとおりです。
- 手を洗う
手が汚れていると、肌トラブルの原因になります。ついつい忘れてしまいがちですが、手を石鹸などできちんと洗い清潔な状態にしておきましょう。
- 洗顔料をしっかり泡立てる
泡立てネットなどを使い、きめが細かく弾力のある泡を作るようにしっかりと泡立てます。泡をのせている手を下に向けても、泡が落ちない程度が理想です。
- 皮脂が多い部分から洗い始める
まず最初に、皮脂が多いTゾーンやあごなどから洗います。いちご鼻が気になる鼻も優しく丁寧に洗いましょう。ゴシゴシこすりながら洗うのではなく、泡のクッションを転がすイメージです。
長い時間をかけて洗顔をすると肌が乾燥する原因にもなるので、30〜40秒くらいで洗顔するよう心がけてください。
- ぬるま湯でしっかりすすぐ
34〜36℃程度のぬるま湯で洗顔料をしっかり洗い流してください。洗顔料の洗い残しがあると、肌トラブルやいちご鼻悪化の原因になります。
- 清潔なタオルなどで顔をふく
清潔なタオルなどで顔をふきます。ゴシゴシとこすらずに優しくポンポンと顔をおさえるように水分をふき取ってください。
3.正しい保湿ケア
いちご鼻対策というと洗顔やクレンジングなどの落とすケアに注目しがちですが、じつは保湿も非常に重要なのです。
いちご鼻になりやすい人は皮脂の分泌が多い傾向にあるため、額から鼻にかけてのTゾーンの保湿をあまりしない人も多いです。
しかし、保湿ケアをしないと肌から水分が蒸発しやすくなるため、肌を守ろうとしてさらに皮脂が分泌されやすくなってしまうのです。乾燥が進むと皮膚がかたくなるため、毛穴詰まりを起こしやすくなりいちご鼻の原因になります。
4.紫外線対策
いちご鼻の原因になりやすい乾燥対策やメラニン色素の沈着を防ぐためにも、紫外線対策をきちんとしましょう。
紫外線を浴びることにより、肌のターンオーバーが乱れたりメラニンが生成されたりするので、日焼け止めは必ず使用してください。
冬は日焼け止めを塗らなくても大丈夫だと思いがちな人もいますが、紫外線は1年を通して降り注いでいます。日差しの強い夏だけでなく、1年中紫外線対策が必要です。
また、室内でも窓越しに紫外線を浴びてしまうので、外出しない日でも紫外線対策を欠かさないようにしましょう。
いちご鼻の間違ったケア
いちご鼻を改善したいと思っておこなっているケアも、じつは逆効果かもしれません。せっかくケアを頑張っていても、余計にいちご鼻を悪化させてしまうと悲しいですよね。
いちご鼻の間違ったケア方法を5つ紹介します。該当している場合は、すぐにケアを見直しましょう。
ゴシゴシ洗顔
毛穴の黒ずみが気になると、汚れをきれいに落とそうと思いゴシゴシ洗顔をしてしまいがちです。しかし、ゴシゴシ洗うことにより肌に必要な皮脂が落ちてしまううえに毛穴まわりの各層が乱れ、肌を守るバリア機能が低下して乾燥の原因になります。
洗顔をするさいには、指の腹を使ってくるくるとやさしく洗いましょう。
洗顔のしすぎ
毛穴の汚れをなんとかしたいと思い1日に何度も洗顔をしてしまうと、逆にいちご鼻が悪化してしまう可能性があります。
必要以上に何度も洗顔をすることにより、必要なうるおいまで奪われてしまい、肌がうるおいを守ろうと皮脂分泌が過剰になり逆効果です。
1日の洗顔回数は、朝晩の2回を目安におこないましょう。
朝の洗顔は水やお湯だけ
乾燥を防ぐためにと、朝の洗顔を水やお湯ですすぐだけですませていませんか?じつは、いちご鼻にとっては逆効果なのです。
寝ている間にも皮脂は分泌されており、肌に汚れも付着しています。朝もきちんと洗顔料を使って洗顔をして、余分な皮脂や汚れを落とすようにしましょう。
また、朝はバタバタしていてついつい簡単に洗顔をすましてしまいがちです。洗顔料がきちんと洗い流されずに肌に残っていると、肌トラブルの原因になります。しっかりと洗い流すように何度もすすぎましょう。
角栓を押し出す
角栓を押し出すのは間違ったケアだとわかっていつつも、やってしまう人が多いです。角栓を無理に押し出すと、毛穴に雑菌が入り炎症やニキビなどの肌トラブルにつながります。
押し出した直後はきれいになったように見えますが、角栓はまたすぐに復活します。そして、復活するばかりか刺激により毛穴がどんどん広がり、さらに角栓が目立つようになってしまう可能性があり逆効果です。
毛穴パックシートを使う
毛穴パックシートは一見効果がありそうですが、毛穴の奥にある汚れまで取り除くことができません。また、肌を傷つけていちご鼻を悪化させてしまう原因にもなるのです。
毛穴パックシートをした後は、角栓が取れて毛穴がぽっかりと開いてしまいます。余計に汚れがたまりやすくなり、角栓が取れた部分の皮膚は乾燥から守るために皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
過剰に分泌された皮脂は角質と混ざり合い、毛穴に新たな角栓ができてしまうのです。
まとめ|ツルツルすべすべの肌でメイクを楽しもう
いちご鼻の改善方法について4つ紹介しました。
1.メイクを早めに落とす
2.正しい洗顔
3.正しい保湿ケア
4.紫外線対策
毛穴の黒ずみが目立つと、鏡を見るたびに悲しくなりますよね。しかし正しくケアをすることで、いちご鼻を改善することができます。
いちご鼻が改善されるだけで肌がツルツルすべすべになり、トーンアップしますよ。毎日のちょっとしたケアを頑張って、理想の肌を手に入れてメイクをさらに楽しみましょう。