肌ケアをしていると、よく耳にすることが多い「透明感がある肌」という表現。「透き通って見えるような肌」と形容されることはあっても、具体的にはどのような状態の肌なのかわかりませんよね。
そこで今回は、「透明感がある肌」についてお伝えします。透明感が失われる原因や、ケア方法についても紹介するので、参考にしてください。
透明感がある肌って?
透明感がある肌と聞いても、具体的にはイメージできない人が多いと思います。一般的に周知されているものとして挙げると、以下のような肌のことを指します。
【透明感がある肌の例】
- ツヤがある美白肌
- うるおいがある肌
- 毛穴の汚れがない肌
- 毛穴の広がりやシミがない肌
- 肌トラブルが目立たない肌、あるいはない肌
清潔感があって、美しい白さのある、トラブルのない肌が「透明感がある肌」と表現されています。肌の印象が変わるだけで、若々しく見られますよね。普段の生活からスキンケアを徹底して、透明感がある肌を手に入れましょう。
透明感が失われる原因
肌の透明感が失われる原因は、いくつかあります。それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
【肌の透明感が失われる原因】
- 肌の乾燥
- 血行不良
- 眼精疲労
スキンケアをすることも大切ですが、普段の生活からめぐりをよくしたり、乾燥を防いだりすることが重要です。
肌の乾燥
透明感がある肌になるためには、肌の汚れや肌トラブルは禁物。肌が乾燥してしまうと、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になります。
とくに、毛穴に汚れがたまってしまうと、全体的に肌が黒ずんで見えます。
その状態で化粧をしても、ファンデーションが浮いて、化粧ノリがうまくいかないことも多いです。それに、肌が乾燥することで、オイリー肌やニキビ、吹き出物などを引き起こすため、スキンケアをして肌を潤わせることが大切です。
スキンケア以外にも、洗顔方法を改めたり、紫外線対策をすることで、肌の乾燥予防につながります。
血行不良
血液のめぐりが悪くなると、肌の汚れが目立ってしまいます。また、めぐりが悪くなることで、顔全体が青白く見えてしまい、透明感がある肌どころか、肌にくもりがあるような印象を受けてしまいます。
そのため、血の巡りを予防することも、透明感がある肌を手に入れる秘訣です。日常生活で、自分の肌が以下のように感じた場合は、めぐりが悪くなっている可能性があります。
【めぐりが悪い肌の例】
- 血色が悪く顔色が悪い
- 目の周りが黒ずんでいる
- クマができている
また、めぐりが悪くなると、体の冷えを引き起こすこともあります。その結果、ストレスがたまったり、睡眠不足の原因になったりするので、予防することが大切です。
自宅で簡単にできることとしてあげるなら、お風呂で浴槽に浸かって体を温めたり、バランスの良い食事をして、体の内側から巡りをよくすることなどがおすすめです。
眼精疲労
眼精疲労も、透明感がある肌を邪魔する要因の一つです。スマートフォンやパソコンを長時間見る生活を続けていると、眼精疲労になってしまいます。眼精疲労は、目の周りのシワやブルーライトによる睡眠不足を引き起こす原因になります。
睡眠不足になると、肌のターンオーバーが乱れるだけではなく、古い角質が肌に詰まり、肌トラブルを引き起こすわけです。その結果、透明肌とはほど遠くなってしまい、肌の汚れが目立つような状態になってしまいます。
これらを避ける意味でも、長時間パソコンやスマートフォンを閲覧する習慣は改善したほうがよいでしょう。また、寝る前にスマートフォンを見ると、睡眠しづらくなります。
そのため、スキンケアも大切ですが、全体的な生活習慣を見直すことが、透明感がある肌を手に入れるうえでは重要です。
透明感ある肌を作るケア方法
透明感がある肌を作るためには、日常的なケアからおこないましょう。具体的には、以下のような方法があります。
【透明感ある肌を作るケア方法】
- 念入りに洗顔をおこなう
- ケア後の保湿を欠かさない
- 紫外線ケアを忘れない
- めぐりのケアをする
肌ケアの方法が気になる人は、ぜひ以下の内容を参考にしてください。
念入りに洗顔をおこなう
透明感のある肌を作るためには、まず肌を清潔に保つことが大切です。肌に古い角質や汚れが残っていると、肌のトーンが汚れて見えてしまいます。
洗顔をする場合は、朝晩2回丁寧におこなうことをおすすめします。
また、洗顔料は自分の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。具体的な洗顔の流れは、以下のとおりです。
【具体的な洗顔の流れ】
- 32度ほどのぬるま湯で顔を軽く洗う
- 毛穴が一時的に開いた状態で洗顔料を顔に塗布する
- 摩擦で肌を傷つけないようにこすらず優しく洗う
- 1~2分ほど洗顔したら泡を軽く落とす
- ある程度泡が落ちたらぬるま湯で洗い流す
これらを意識することで、肌を清潔な状態に保てます。正しい方法で洗顔をおこない、化粧水や乳液などでしっかり保湿をすることで、透明感がある肌を手に入れられます。
ケア後の保湿を欠かさない
洗顔をすることで、透明感がある肌に近づきます。しかし、洗顔が終わった後に、保湿をすることで、さらに透明感がある肌になります。
洗顔後の肌は、清潔になっているものの、乾燥した状態でもあります。その状態で放置すると、必要以上に皮脂を出すように作用してしまい、オイリー肌の原因になってしまうことも…。
そのため、洗顔をした後は、化粧水や乳液を使用するなどして、保湿を徹底することが大切です。
ケアの順番は、以下のとおりです。
【保湿ケアの順番】
- 洗顔をして汚れを落とす
- 化粧水で肌にうるおいを与える
- 乳液を浸透させて保湿する
乳液には、化粧水の蒸発を防ぐ効果があります。化粧水を浸透させたあとは、必ず使用しましょう。
紫外線ケアを忘れない
紫外線は、肌の老化やシミ、そばかすの原因となります。したがって、紫外線ケアは透明感のある肌を作るためには欠かせません。
紫外線ケアの方法はいくつかあり、具体的には以下のとおりです。
【紫外線ケアの方法】
- 日焼け止めを塗る
→出勤前に塗る(汗で落ちるため定期的に塗る) - サングラスや帽子をかぶる
- 紫外線が強い日は長袖を着て出かける
これらの対策をすることによって、紫外線を防止できます。紫外線は、美肌に作用するコラーゲンを阻害するため、透明肌には天敵です。
日常生活でケアできる部分なので、普段の生活から気を付けるようにしましょう。
めぐりケアをする
血液のめぐりが悪いと、肌の汚れや乾燥の原因にもなります。この肌トラブルを避ける意味でも、めぐりをよくするケアをしましょう。
めぐりケアの具体的な方法は、以下のとおりです。
【めぐりケアの具体的な方法】
- 浴槽につかる
→ぬるま湯に20分程度つかるようにする - リンパの流れに沿ってマッサージをする
熱いお湯につかるのではなく、34~36度程度のぬるま湯に、20分以上入るのがおすすめです。ゆっくりつかることで、めぐりがアップします。
また、お風呂に入っているときに、マッサージをするとより効果的です。その際は、リンパの流れに沿って、めぐりをよく意識することが大切です。
まとめ
透明感のある肌を手に入れるためには、洗顔やスキンケアはもちろん、普段の生活にも意識を向けましょう。そして、紫外線対策やめぐりケアをすることで、肌本来の透明感を引き出すことができます。
今回紹介した方法は、いずれも透明感がある肌に近づくための方法なので、それぞれ実践することをおすすめします。