洗顔料は6種類!それぞれの特徴や選び方を徹底解説

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

「なんとなく昔から同じ洗顔料を使っている」「洗顔料の選び方がわからない」そう悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

洗顔料は、スキンケアの基本とも言われ重要な役割を果たしています。自分の肌質に合わない洗顔料を使用していると、乾燥や毛穴の詰まりの原因になります。

洗顔料は、おもに6つの種類があります。この記事では、それぞれの特徴や選び方について紹介します。自分の肌質にあった洗顔料を選び、みんながうらやむ素肌美人になりましょう。

目次

【洗顔料】6種類の特徴と選び方

毎日洗顔をする上で、どのような洗顔料を使用していますか?

人の肌質はそれぞれ異なり「乾燥肌」「敏感肌」「オイリー肌」「混合肌」とさまざまです。美肌を手にいれるためには、自分の肌にあった洗顔料を選ぶことが大切です。

洗顔料はおもに以下の6種類にわかれています。

  • フォームタイプ
  • 固形石けんタイプ
  • ジェルタイプ
  • 泡タイプ
  • パウダータイプ
  • ミルクタイプ

洗顔料は、直接肌に影響を与えるため、自分の肌質に合わないものを使い続けると肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性があります。

6種類の洗顔料の特徴と選び方を紹介します。ぜひ参考にしてください。

1.フォームタイプ

フォームタイプは、洗顔料の定番とも言われるほど一般的なものです。クリーム状の洗顔料がチューブなどの容器に入っています。

泡立ちや洗い心地がよく、簡単にきめ細やかな泡をたっぷり作れるので使いやすいのが特徴です。

しかし、界面活性剤などのしっかり洗い上げる成分が入っていることもあり、刺激を感じやすく肌への負担となってしまう場合もあります。

フォームタイプの多くは、洗浄力が強めなので「混合肌」や「オイリー肌」「さっぱり洗いあげたい人」「モコモコの泡でしっかり洗いたい人」におすすめです。

2.固形石けんタイプ

固形石けんタイプは、添加物が少なく低刺激ながらも洗浄力に優れていることが特徴です。

おもに透明な石けんと、乳白色などの不透明な石けんの2種類に分けられます。

透明な石けんは、保湿効果のある有用成分が多く配合されていることが多く、洗浄力の強さはマイルドなので必要な皮脂を取りすぎることがありません。

乳白色などの不透明な石けんは、オイルベースでしっかりとした洗浄力があり、洗いあがりがさっぱりしています。しかし、洗浄力が強めなので注意が必要です。

固形石けんは幅広い肌質の人におすすめの洗顔料ですが、肌に不要な皮脂汚れなどをしっかり落とせる性質から「オイリー肌」の人にはとくにおすすめです。

洗浄力の高さからさっぱり感を感じやすい場合もあるため、肌質に関係なく洗顔後の保湿はしっかりめにすることをおすすめします。

3.ジェルタイプ

ジェルタイプの洗顔料は、性質が異なる2種類のタイプがあります。

  • 泡立てて洗顔するタイプ
  • 泡立てずに洗顔するタイプ

泡立てて洗顔するタイプは水分量が多いので、比較的泡立ちがよく扱いやすいのが特徴です。

泡立てずに洗顔するタイプは、そのまま顔にのせてマッサージクリームのように使用できるため、洗顔しながらマッサージもできることがポイントです。

ジェルタイプは比較的さっぱりとした洗いあがりのものが多いので「オイリー肌」の人におすすめです。しかし、さっぱり感が強いため乾燥肌や敏感肌の人にはあまり向いていないものが多いです。また、ジェル状で肌に残りやすいため、洗い残しがないようにしっかりとすすぎましょう。

4.泡タイプ

泡タイプは、その名のとおり洗顔料が泡のまま出てくるので、自分で泡立てる手間が省けます。毎日の洗顔が面倒な人や、バタバタしている朝などにおすすめです。

軽い泡のものから、スプレータイプで濃密な泡が出てくるものまでさまざまな種類があります。泡立てる手間不要で手軽に泡洗顔ができる反面、割高なものも多いためコスパを重視したい人にはあまり向きません。

また、泡タイプの洗顔料はキメが細かくて濃密な泡が出てくるタイプのものであれば「敏感肌」の人にもおすすめです。

しかし、泡タイプの洗顔料は泡立てるための発泡剤や洗浄力の強い合成界面活性剤を使用しているものも多いです。「敏感肌」や「乾燥肌」の人が使用するさいには、成分に注意する必要もあります。

5.パウダータイプ

パウダータイプの洗顔料には、通常タイプと酵素タイプの2種類があります。

酵素タイプは、古く固まった皮脂やざらつきなどを溶かして肌をつるっとさせてくれます。酵素には古い角質を分解する力があるため、界面活性剤では落ちない汚れが落ちます。

しかし、洗浄力が強いため角質の薄い目の周りの使用は避けるか、「額」や「鼻」「頬」などを洗って最後に短時間だけ目の周りも洗うなど工夫をして使いましょう。

パウダータイプの洗顔料は、基本的に「オイリー肌」の人におすすめです。乾燥肌や敏感肌の人でも使えるような保湿効果の高いパウダータイプも販売されているため、使用したい場合には成分を確認してみることをおすすめします。

6.ミルクタイプ

ミルクタイプは、優しく洗い上げながらも保湿力があるのが特徴です。保湿力はありますが、洗浄力に劣るため濃いめのメイクをした日には洗浄力が弱いと感じるかもしれません。ミルクタイプの洗顔は「敏感肌」や「乾燥肌」の人におすすめです。

また、ミルクタイプの洗顔料は泡立てるのに少しコツがいります。泡立てるのが苦手な人や、慣れるまでは泡立てネットを使用するのがおすすめです。ふわふわの泡で洗顔すると、つるんとした洗い上がりになりますよ。

「洗顔」の目的とは?

洗顔の目的は「肌についた汚れを落とし、清潔にすること」です。

空気中には「排気ガス」や「見えないホコリ」「花粉」などが飛んでおり、肌に付着することで肌表面は汚れます。肌に付着した汚れが長時間残っていると、肌に刺激を与えてトラブルの原因にもなります。

しかし、汚れを落とすために強い力でゴシゴシと洗ったり、長時間かけて洗いすぎたりすると、必要な皮脂まで奪ってしまい肌トラブルを助長することになりかねません

洗顔のさいには「必要な皮脂や水分は守りつつ不要な汚れなどを落とす」ことが大切です。

正しい洗顔方法とは?

肌を清潔に守り、美しい肌を手にいれるためには「正しい洗顔」が欠かせません。朝晩と毎日おこなうスキンケアなので、正しい方法で洗顔することが大切です。

正しい洗顔は肌のターンオーバーを整えてくれますが、間違った洗顔は肌トラブルを招いてしまうこともあります。

正しい洗顔方法を説明しますので、ぜひ参考にして今日から取り入れてください。

1.手を洗って清潔にする

ついつい忘れてしまいがちですが、洗顔をする前には石けんで手を洗い、清潔にしておきましょう。

汚れた手で洗顔をすると雑菌や汚れが顔に付着したり、洗顔料が泡立ちにくくなったりします。

2.洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔をおこなうさい、洗顔料をしっかりと泡立てるようにしましょう。水かぬるま湯を少量ずつ数回にわけて足しながら、手のひらに泡をのせた状態で逆さにしても落ちないくらいまで泡立てましょう。

泡立てるのが苦手な人や時間がないときは、泡立てネットを活用しましょう。

泡で顔を包み込むように洗うと、肌に付着している汚れがきれいに落ちます。また、きめ細かく弾力のある泡を作ることにより、洗顔のさい泡がクッションになり肌への摩擦が少なくてすみます。

3.Tゾーンから洗う

皮脂の多いTゾーンから洗い始めましょう。

肌に泡をのせ、皮膚をこすらず泡を優しく押さえながら洗っていくことがポイントです。肌に長い間洗顔料がのったままだと、必要以上に皮脂が洗い流されてしまい乾燥の原因になります。手早く洗うようにしましょう。

4.しっかりと洗い流す

洗い終わったら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。

肌に洗顔料が残っていると、肌荒れの原因となるため、ぬめりがなくなるまで優しくしっかりとすすぎましょう。とくに、髪の生え際やあごの下、小鼻周りなどはすすぎ残しが多くなる部分です。洗い残しがないか鏡でチェックしながらすすぐと良いでしょう。

5.やさしく水気を拭き取る

柔らかく吸水性の高い清潔なタオルで、肌の水分を拭き取ります。

ゴシゴシとこすりながら拭いてしまうと、肌に刺激を与えてしまいます。けっして肌をこすらず、ぽんぽんと肌をタオルで軽く抑えるようにして、水気を拭き取りましょう。

まとめ|肌質にぴったりの洗顔料を選んで、素肌美人になろう

6種類ある洗顔料の特徴や選び方を紹介しました。

  • フォームタイプ
  • 固形石けんタイプ
  • ジェルタイプ
  • 泡タイプ
  • パウダータイプ
  • ミルクタイプ

洗顔は、肌を美しく清潔に保つためには欠かせないスキンケアです。しかし、肌に合わない洗顔料を使い続けてしまうと肌トラブルの原因にもなります。

自分の肌質にぴったりの洗顔料を選んで、素肌美人になりましょう。

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