毛穴の黒ずみ汚れや、毛穴の目立ちといった肌トラブル。予防したいと思っても、なかなかできない人も多いです。
毛穴トラブルがあると、実年齢よりも老けてみられることも多いため、可能な限り予防したいところです。この記事では、毛穴トラブルの種類や引き起こす原因、具体的な予防策などを紹介します。
毛穴トラブルを予防したいと思っている人は、それぞれ参考にしてください。
毛穴トラブルとは?
毛穴トラブルは、さまざまな原因によって引き起こされる肌のトラブルです。皮脂の過剰分泌や、古い角質が毛穴にたまることによって引き起こされます。
毛穴トラブルの例を挙げると、以下のとおりです。
【毛穴トラブルの例】
- 角栓の詰まり
- 毛穴の黒ずみ汚れの蓄積
- 皮脂の過剰分泌による毛穴の目立ち
原因や予防方法については後述するので、まずは毛穴トラブルの種類を把握しましょう。
角栓の詰まり
普段の生活で、クレンジングをおこなっていても、毛穴に角栓は詰まります。古い角栓がたまると、皮脂と混ざってしまい、詰まり毛穴になります。
角栓がたまる原因はさまざまですが、例を挙げると以下のとおりです。
【角栓がたまる原因】
- 乾燥肌による皮脂の過剰分泌
(過剰なクレンジングも原因の一つ) - 十分な洗顔ができていない
古い角質を放置すると、黒ずみ汚れの蓄積やニキビの原因になるため、適切なクレンジングをして予防することが大切です。また、角質を抜こうとパックや爪で無理やり抑えようとする人がいますが、肌に大きなダメージを与えてしまいます。
そのため、普段の生活のなかでクレンジングや毛穴ケアをおこないながら、徐々に予防していきましょう。
毛穴の黒ずみ汚れの蓄積
毛穴の黒ずみ汚れの蓄積も、毛穴トラブルの1つです。黒ずみ汚れにはさまざまな原因があるので、いくつか例を挙げて紹介します。
【毛穴の黒ずみ汚れの例】
- 古い角質による黒ずみ汚れの蓄積
- 毛穴周りの黒ずみ汚れの蓄積
乾燥肌などで皮脂が過剰分泌し、ファンデーションや下地などの落とし忘れや、空気中のホコリなどが毛穴に詰まることで、黒ずみ汚れの目立つ毛穴の原因になります。影響を受けやすいのは鼻であり、「イチゴ鼻」と呼ばれることも多いです。
また、古い角栓が空気中の酸素によって酸化することで、黒ずみ汚れの蓄積の原因になります。
皮脂の過剰分泌による毛穴の目立ち
皮脂が過剰分泌すると、乾燥肌の原因になります。肌に必要な油分が不足すると、毛穴に汚れが詰まる原因になります。
また、皮脂の過剰分泌によってニキビを引き起こすことも少なくありません。鼻やおでこなどのTゾーンに、よくニキビができる人は、過剰分泌が関係しています。
これらのトラブルを予防するためにも、原因を把握したうえで、適切な対策をすることが大切です。
毛穴トラブルになる原因
毛穴トラブルは、さまざまなことが原因で引き起こされます。そのなかでも、以下のことが大きく関係しています。
【毛穴トラブルになる原因】
- 古い角質が溜まっているから
- 紫外線による肌へのダメージ
- 加齢によるもの
- 間違ったクレンジングやスキンケア
原因によって予防する方法が異なるので、毛穴の状態に合わせた正しいケアをすることが大切です。
古い角質が溜まっているから
角質層に古い角質がたまると、毛穴が詰まる原因になります。適切な洗顔をしていないことや、乾燥肌が原因です。
無理なく角質を取り除くことが、詰まり毛穴を予防する一番の方法ですが、以下のようなことはNGです。
【角質を取り除く際にやってはいけないこと】
- スクラブ系の洗顔料で肌をこすって洗う
- 皮脂を落としたいがために過剰に洗顔をする
- 角栓パックを必要以上に使う
これらの行為は、いずれも肌にダメージを与えてしまいます。古い角質は黒ずみやイチゴ鼻の原因になるので、思わず上記のようなことをやりがちです。
しかし、洗顔や角栓パックのやりすぎは、肌にとっては逆効果なので注意しましょう。
紫外線による肌へのダメージ
紫外線は、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。ダメージを受けると、肌のコラーゲンが減少してしまい、ハリ不足の原因になることも。
お肌のハリが不足すると、毛穴が目立つようになり、さらに汚れがたまりやすくなります。そのため、日常的に紫外線ケアをすることが大切です。
具体的には、以下の対策が挙げられます。
【紫外線対策の例】
- 日焼け止め塗る
- 日傘や帽子をして外出する
- 日差しが強い日は長袖を着て外出する
顔の肌ケアをすることも大切ですが、体全体の紫外線ケアをすることも大切です。
加齢によるもの
年齢を重ねると、コラーゲンやエラスチンの減少から肌の弾力が失われてしまいます。その結果、肌のハリ不足を引き起こし、毛穴が目立つ毛穴トラブルになってしまいます。
そのほかにも、加齢は以下の肌トラブルを引き起こすため注意が必要です。
【加齢によって引き起こす肌トラブル】
- 皮脂の過剰分泌
- 乾燥肌
- 肌のくもり
これらを予防する意味でも、クレンジングやスキンケアは重要です。ただ、加齢による毛穴は、ほかにも予防策があります。
そもそもクレンジング剤が合っていない可能性もあるため、肌の状況から見直すことをおすすめします。さらに、乾燥肌を予防するためにも、クレンジング後の保湿ケアは忘れないようにしましょう。
間違ったクレンジングやスキンケア
毛穴の黒ずみ汚れや古い角質を取り除こうと思って、念入りにクレンジングをする人がいます。もちろん、クレンジングで改善できる範囲ですが、やり方によっては逆効果になってしまうことも。
たとえば、クレンジングの回数。肌の状態にもよりますが、1日2回が推奨されています。
クレンジングをやりすぎてしまうと、肌に必要な皮脂が余分に落とされてしまい、乾燥肌の原因になります。また、クレンジングをする際は、32度ほどのぬるま湯で泡立てたクレンジング剤を優しく肌にあてるように洗顔しましょう。
汚れを落としたいと思って、肌をこすってクレンジングすると肌を傷つけてしまいます。その結果、毛穴トラブルにつながることもあるため、適切なクレンジング剤で正しい洗顔をすることが大切です。
毛穴トラブルを防ぐ方法
毛穴トラブルを防ぎたいなら、普段の生活から以下のことを意識しましょう。
【毛穴トラブルを防ぐ方法】
- 毎日の洗顔を心掛ける
- 洗顔方法をあらためる
- 洗顔後の保湿もおこなう
- 生活習慣の改善
クレンジングとスキンケアは、毛穴トラブル予防で非常に重要なことです。おすすめのクレンジング用品も紹介しているので、参考にしてください。
毎日の洗顔を心掛ける
毛穴トラブルを予防したいなら、毎日の洗顔は必須です。古い角質を落とし、肌を清潔な状態に保ちましょう。
しかし、クレンジング剤が肌に合っていない可能性もあります。そのため、自分に合うクレンジング剤を見つけるところから始めましょう。
スクラブ系のクレンジング剤は避け、泡タイプの肌にうれしいものがおすすめです。また、毛穴トラブルを改善したいと思っていても、やりすぎはよくありません。
【適切な洗顔方法】
- 1日2回を目安に洗顔する
- 32度程度のぬるま湯で洗う
- クレンジング剤は泡立てて使う
肌の状態にもよりますが、朝と夜に1回ずつ洗顔しましょう。しっかり汚れを落とすためにも、ぬるま湯がおすすめです。
念入りに泡立てて、毛穴の奥まで浸透するように、丁寧に洗うことが重要です。
洗顔方法をあらためる
普段の生活のなかで洗顔をしていて、なかなかつるるん肌にならない場合は、クレンジング方法やクレンジング剤が合っていない可能性が高いです。毛穴トラブルの多くは、毛穴の汚れが関係しています。ただ、普通に洗顔をしても、毛穴の汚れが100%落ちることはありません。
より毛穴に浸透サポートするようなケア用品を使うことで、トラブルを予防できます。そこでおすすめしたいのが、ユレイル・スパークリングパックです。
ユレイル・スパークリングパックは、炭酸パックの1つ。炭酸パックとは、炭酸ガスをパックや泡に溶け込ませた肌ケア用品です。
炭酸が角質層へ浸透サポートすることで、洗顔だけでは落とせなかった毛穴の細かい汚れや、肌の余分なものまで、徹底的に落としてくれます。
また、ユレイル・スパークリングパックは高濃度の炭酸パックです。きめ細かい炭酸が、角質層の隅々まで溶け込み、いきいきとした肌に導いてくれます。
使い方は簡単で、クレンジングをしたあとに10~15分程度パックするだけ!パック後は、乳液や化粧水で保湿ケアをすると、より毛穴トラブルを予防できます。
洗顔後の保湿もおこなう
洗顔をした後は、肌に汚れがないきれいな状態です。その反面、クレンジング剤によって皮脂が落ちている状態でもあります。
その状態で放置すると乾燥肌を引き起こし、毛穴トラブルになることも…。そのため、洗顔後は乳液と化粧水で保湿しましょう。
また、洗顔後のスキンケアも正しくおこなわないと、十分な効果が得られないことがあります。
スキンケアの順番は、以下のとおりです。
【スキンケアの順番】
- 洗顔をして毛穴の汚れを落とす
- 炭酸パックなどでさらに汚れを落とす
- 化粧水で肌にうるおいを与える
- 乳液を塗って水分を肌に閉じ込める
洗顔後の乾燥した肌に、化粧水でうるおいを与えます。しかし、それだけでは蒸発してしまうので、乳液でバリアをして水分蒸発を防ぎましょう。
このように、適切なクレンジングとスキンケアをおこなうことで、毛穴トラブルを予防できます。
生活習慣の改善
毛穴トラブルは、生活習慣が原因で引き起こすことも珍しくありません。夜更かしや寝不足になると、成長ホルモンが不足します。
その結果、肌のリズムが乱れてしまい、以下のような状況になります。
【肌リズムが乱れると起きること】
- メラニン色素が肌に沈着した状態になり、肌のくもりやシミの原因になる
- 古い角質が肌に残り、毛穴に詰まることで毛穴トラブルを引き起こす
- 肌のバリア機能の低下から、皮脂の過剰分泌によるニキビが発生しやすくなる
クレンジングやスキンケアも大切ですが、生活習慣の改善も毛穴を予防する立派な対策です。また、生活習慣の改善と合わせて、適度な運動をすることもおすすめします。
運動をして汗をかくことで、肌の余分なものを排出できます。肌や毛穴以外にも、身体にも欠かせないことです。
毛穴トラブルを予防しつつ、身体も健康になりたい人や、可能な範囲で生活習慣を改善していきましょう。
毛穴トラブル予防でNGなこと
毛穴トラブルは、クレンジングやスキンケアで予防できます。しかし、なかにはNGなこともあるので紹介します。
【毛穴トラブル予防でNGなこと】
- 長時間の洗顔や1日2回以上の洗顔
- 角栓を無理やり押し出す
- 毛穴パックのやりすぎ
- 冷水での洗顔
毛穴の汚れを落とすためには、念入りな洗顔が重要です。長時間洗顔をしたり多めの回数の洗顔をしたりすると、肌にダメージを与えてしまいます。それが原因で、毛穴トラブルを引き起こす可能性もあるため、適切な時間と回数で洗顔をしましょう。
また、角栓を無理やり押し出すこともNG行為。爪で押し出せば取れることがありますが、肌を傷つけることになります。
場合によっては、押した場所が炎症を起こしたりします。その炎症が原因で色素沈着につながることも…。
毛穴パックで角栓をとる手段もありますが、無理やり取ることに変わりはないので、頻繁に使うと肌を傷つけてしまいます。そのため、毛穴パックを使う場合は、ほどほどにしましょう。
最後に、冷水での洗顔です。よく「毛穴が引き締まる」と思って、冷水で洗顔する人がいますが間違いです。
冷水洗顔は、以下のデメリットがあります。
【冷水洗顔のデメリット】
- 皮脂やメイクの油分が溶けずに流しづらい
- 洗顔後に毛穴が縮小するため化粧水や乳液が浸透しづらい
このようなことから、洗顔をする際は32度程度のぬるま湯がベストです。
クレンジングやスキンケアをするだけでは、毛穴トラブルは予防できません。適切な方法でおこなって、いきいきとした肌を手に入れましょう。
まとめ
毛穴トラブルは、さまざまなことが原因で引き起こされます。また、トラブルの種類によって、予防する方法が異なります。多くの場合、クレンジングとスキンケアで予防可能です。
毛穴の汚れはクレンジングだけでは100%落ちるわけではありません。そのため、ユレイル・スパークリングパックのような炭酸パックなどのケア用品を使って、ケアしましょう。
保湿ケアとあわせておこなえば、肌をきれいな状態に導いてくれますよ!