くすみの原因とは?正しいクレンジング方法で明るい肌を手に入れよう

この記事の監修
薬剤師/美容家 椎名 あやな
薬剤師/美容家椎名 あやな

「最近なんだか肌の色が暗くなった」「いつもより肌が暗く、疲れて見える」そう悩んでいる人もいるのではないでしょうか。くすみは、顔全体を暗く不健康そうに見せてしまいます。

しかし、肌がくすんでいる原因を知り正しく対処することで、明るい肌を取り戻せるのです。

この記事では、肌がくすんでいる原因と正しいクレンジングの手順について解説します。肌のくすみで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

肌の「くすみ」とは?

​​肌のくすみとは、顔全体が本来の明るさよりも暗く見える状態のことです。

健康な肌がもつ透明感や明るさ、ツヤなどが失われるため、疲れた印象を与えたり、実年齢よりも老けて見られるなど、多くの女性を悩ませる肌トラブルの1つです。

肌がくすむと「実年齢より老けて見える」「肌が茶色がかっている」などの変化があらわれるようになります。今までと同じメイクやスキンケアが合わなくなったという人は、もしかしたらくすみのサインかもしれません。

また、夕方に鏡を見たとき、顔全体が暗く疲れて見えるならそれはくすみ肌が関係しているのかもしれません。肌がくすんでいる原因をきちんと知り、しっかりと対処しましょう。

くすみのおもな原因|クレンジング不足

肌のくすみのおもな原因は、間違ったクレンジング方法です。

肌に付着している汚れをきちんと落とせていなかったり、自分の肌に合うクレンジング料を使っていなかったりすると、付着した汚れや古い角質などによって肌がくすんでしまいます。

クレンジング不足によるくすみの原因は、以下のとおりです。

  1. 毛穴汚れ
  2. 溜まった角質
  3. アイメイク汚れ

くすみを改善するためには、クレンジングケアで毛穴の汚れや角質・メイク汚れをきれいに洗い流す必要があります。3つの原因について、詳しく解説します。

原因1.毛穴汚れ

毛穴に詰まった皮脂やメイクは、くすみの原因になります。毛穴に汚れが詰まるのは、分泌された皮脂がクレンジング不足により残ってしまうからです。肌に残った日焼け止めやメイク下地などが毛穴に入りこんで詰まってしまうこともあります。

毛穴に詰まった汚れは時間が経つにつれて酸化し、黒ずみに変わっていきます。そのため、顔全体をくすませて暗く見せてしまうのです。

原因2.溜まった角質

肌に溜まった古い角質は、くすみの原因になります。肌は通常、約28日の周期で古い角質が剥がれ落ち新しい角質に生まれ変わります。しかし、体調不良やストレスなど何らかの影響を受けると、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れてしまうのです。

不要な角質が肌に残ったままだと、肌本来の透明感がなくなりくすみを感じるようになります。

原因3.アイメイク汚れ

アイシャドウやマスカラなどのアイメイクがきれいに落ちきっていないと、色素沈着を引き起こして目の周りがくすんでしまいます。

目の周りは、顔の印象を左右する大切なパーツです。また、目元は顔の他の部分より肌が薄く、血管が多くあるのでくすみが目立ちやすいです。アイメイクをしっかりした日は、アイライナーやマスカラなどもしっかり落とすようにしましょう。

くすみ対策にはクレンジングが効果的

肌のくすみを改善するためには、正しいクレンジングをおこなうことが効果的です。自分の肌にあうクレンジング料を使い正しくクレンジングすることにより、くすみの原因となる汚れを洗い流せます。

毎日きちんと洗顔をしていても、顔には汚れや皮脂、古い角質などが残ってしまうことがあります。皮脂や汚れは酸化するとさらに落ちにくくなり、毛穴詰まりの原因にもなるのです。

まずは、くすみの原因となる汚れや皮脂を正しくクレンジングできているかどうか、見直してみましょう。

クレンジングの選び方

くすみを改善させるためには、肌に残ってしまった古い角質を除去し、新しい肌へと生まれ変わる手助けをする必要があります。古い角質を取り除くピーリング作用のあるものや、肌を柔らかくする保湿効果のある成分が入ったクレンジングを選ぶようにしましょう。

拭き取りタイプのクレンジングシートなどは、手軽に使え便利ですが、肌に角質が残りやすいため避けたほうがいいです。

また、肌への刺激があまりなく洗浄力が弱めのクレンジングを選べばいいという訳ではありません。洗浄力が弱いクレンジングは、肌の汚れや皮脂を十分に落とすことができません。そのためくすみの原因となるので、ある程度の洗浄力があり、かつ肌にも優しいクレンジングを選ぶようにしましょう。

くすみ対策|正しいクレンジングの手順

クレンジングは、メイクを落とすのに欠かせません。しかし、正しいクレンジングの手順を守れている人は少ないのではないでしょうか。

正しい順番でクレンジングをすることで、肌のくすみ対策にもなります。

これから紹介するクレンジングの手順は、どのタイプのクレンジングを使用する際にも共通する内容なので、ぜひ参考にしてください。

1.メイクを落とす前に手を洗い、清潔にする

ついつい忘れてしまいがちですが、クレンジングをする前にはきちんと手を洗い、清潔にしておきましょう。

手が汚れたままだと、クレンジング料のメイクを落とす作用がきちんと発揮されない場合があります。また、手に雑菌が付着したまま顔に触れてしまうと、肌トラブルにつながる可能性もあります。

まずはハンドソープでしっかりと手を洗い、クレンジングをおこなう準備をしましょう。

2.ポイントメイクは先に落とす

目元や口元のポイントメイクは他のメイクと比べて濃いため、専用リムーバーを使って先に落としましょう。

ベースメイクとポイントメイクを同時にすべて落とそうとすると、メイクを無理に落とそうとしてゴシゴシと力が入ります。肌への負担が大きくなる可能性があるので、できるだけ別々にメイクを落とすようにしましょう。

ポイントメイクをしっかり落とさないと、目元のくすみの原因になります。メイクにクレンジング料をなじませ、優しく洗ってください。

3.Tゾーンから先に洗う

まずは、おでこや鼻など比較的皮脂の分泌が多いTゾーンから洗います。その次に、乾燥しやすい頬などのUゾーンを洗うようにしましょう。

皮脂の分泌が多いTゾーンは、とくにしっかりクレンジングしたくなると思いますが、擦らずに優しく指を滑らせましょう。

顔全体のクレンジングにかける時間は1分ほどを目安に、手早くおこないましょう。

4.ぬるま湯ですすぐ

クレンジング料をすすぐ際に、お湯の温度が高すぎると肌に必要な水分や油分まで落としてしまい、肌の乾燥を引き起こす原因になります。

毛穴から余分な皮脂などが浮き出す温度は、30〜32度くらいです。触ったときに「ぬるいな」と感じる程度に温度調節しましょう。

また、こめかみや髪の生え際、フェイスラインなどにすすぎ残しがないよう、しっかりとすすぐようにしてください。

5.清潔なタオルで優しく水気を取る

清潔なタオルなどをポンポンと肌に当て、ゴシゴシふかず優しく水気を取るようにしましょう。

ゴシゴシと擦るようにタオルでふくと、摩擦によって肌に負担をかけてしまいます。

くすみ対策|クレンジングをおこなう際のポイント

クレンジングの使用量を守る

クレンジング料は、パッケージなどに記載されている使用量を必ず守るようにしましょう。

クレンジング料の使用量が少ないと、きちんとメイクが落ちなかったり、なじませる際に摩擦が生じて肌への負担になる場合があります。

クレンジングは乾いた手でおこなう

クレンジングは濡れた手で使うと、メイクを落とす作用がうまく発揮されない場合があります。

そのため濡れた手で使えるタイプのクレンジング料であっても、基本的には乾いた手にとって使うようにしましょう。

まとめ|正しいクレンジング方法で美肌を手に入れよう!

この記事では、肌がくすむ原因と正しいクレンジングの手順について解説しました。

肌がくすむおもな原因は、間違ったクレンジング方法です。きちんとクレンジングができていなければ、肌に付着している汚れや皮脂が留まったままになり、肌がくすんでしまいます。

くすみの原因をきちんと知り、しっかりと対処をすることであなたも美肌を手に入れられます。毎日鏡を見るのが、もっと楽しくなりますよ。

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